カテゴリー「音楽」の7件の記事

ヴァージニティー:REBECCA

REBECCAのNOKKOさんが10年ぶりに歌手復帰するそうです。

しばらく見ていないと思ったら、10年もお休みされてたんですね。そのことにまずびっくりしました。

NOKKOさんを最初に見たのはこの曲のプロモーションビデオでした。

「フレンズ」でブレークするちょっと前の、メジャーになりかけの時代だったと思います。

小っちゃい体なのにパワフルなボーカルと飛び跳ねるような躍動的なダンスが凄く印象的で、一度見ただけで脳裏に焼き付くほど鮮烈でした。

これは新しい女性ボーカルの形だな~と思ったことを覚えています。

それと同時に、歌詞も印象的でした。

「真っ白な君のドレス 赤いワイン こぼしたのは誰」

という出だしから始まって、

「白い時の長さ その手で終えたんだね

白い時の中で激しく風うつ窓をあけた」

という歌詞は、タイトルとも相まって性的なものを想起させますが、むしろ、女性の自立を歌った歌なのではないかと思います。

少女から大人の女性へと変化する姿をモチーフにして、男性や社会に依存しない自立した女性としての生き方を模索している、そんな主人公の姿を描いているように感じられました。

この曲を歌っているときのNOKKOさんのパワフルな姿は、自分の手で新しい扉を開けようとしている主人公の姿にダブって見えてました。大げさな言い方ですが、ジャンヌダルクみたいな神々しささえ感じさせるものがあったと思います。

その少し前の時代は中森明菜さんやキョンキョンなどアイドル全盛期でしたが、キュートだけど自分をしっかり持って自立して生きていくNOKKOさんの姿は、今に続く若い女性たちの生き方の先駆けだったようにも思います。

「人魚」などのスローで優しい曲も好きですが、復帰したら是非この曲なんかも元気に歌って欲しいですね。

秋の気配:オフコース

高校生の頃、世間ではオフコースがすごく流行っていました。

でも、その頃は浜ショーさんなどの硬派系ロックも全盛期だったので、思春期の男の子にとって、ストレートに恋愛を歌うオフコースの歌に惹かれつつも、表だってファンだと言うことはちょっと気恥ずかしく感じられ、「隠れオフコースファン」が少なくありませんでした。

当然私もその1人です。

オフコースの名曲は本当に数え切れないくらいありますが、今の時期にぴったりなのは、やはりこの歌ですね。

「あれがあなたの好きな場所 港が見下ろせるこだかい公園」

アコースティックギターのイントロから、小田さんの澄んだ声で、ごくなにげない恋人たちのごくなにげないひとときが描かれます。夏から秋にかけての透明感を増しつつある空が目に浮かぶようです。

「あなたの声が小さくなる ぼくは黙って外を見てる」

本当に何気ない2人の静かな時間。きっと、ずっとこんな時間が続くことを2人は願っているのでしょう。しかし、サビのところで様相が変わります。

「こんなことは今までなかった ぼくがあなたから離れていく」

2人の心に、ほんの少しほころびが見え始めてきます。きっと、2人の間に特になにか大きな出来事があった訳ではないのでしょう。「ぼく」もずっと彼女のことを好きで居続けたいと願っていたのでしょう。それでも、知らず知らずのうちにすれ違う心に気付いてしまい、そのことにとまどいと罪悪感を感じている「ぼく」・・・。

このサビのフレーズの切なさが何とも胸にしみて、とても好きでした。

2番になると

「大いなる河のように、時は流れ戻るすべもない」

と更に無常感が強くなってきます。

愛し合っていても、それをずっと続けることは難しい。ささいな理由でほんの少しすきま風が吹き始めると、一生懸命にそれを修復しようとしてもどうにもできず、だんだん2人の間の溝が大きくなっていく・・・。どうしようもないはかなさともどかしさ・・・。

好きなのに離れていく、そんなシチュエーションでもがき苦しむせつなさが、「大人の世界のほろ苦い恋愛」を思わせて、高校生の私にはとても奥深く感じられたものでした。

あれから20数年、今では「秋の気配」どころか、それを大きく通り越して「氷河期」を迎えてしまったご夫婦のトラブルに携わる仕事をしていようとは思いもよりませんでしたが・・・。

人生、せつないことはせつないですが、歌みたいにきれいな世界という訳にはいきませんね。

でも、だからこそ我々の出番もある訳なんですけどね。

雨上がりの夜空に:RCサクセション

忌野清志郎さんが5月2日に亡くなられました。

58歳だったそうです。

清志郎さんが残した名曲はたくさんありますが、一番印象に残っているのはなんと言ってもこの「雨上がりの夜空に」です。

初めてこの曲を聴いたのは高校生の頃だったと思います。

派手なメイクと奇抜な衣装でステージ上をピョンピョン跳び回る清志郎さんの姿と、体の底から絞り出すような歌声は強烈なインパクトがありました。

大人社会のいいなりになんかならない、自由に生きていくんだというメッセージが感じられる反骨心あふれる歌詞に、当時、多くの若者が共感を抱き、清志郎さんに惹かれていたと思います。

あくまでも社会からはみだした「落ちこぼれ」又は「悪ガキ」の目線で書かれたストレートな歌にはアンチヒーローの匂いがぷんぷんしていて、それが私たちに清志郎さんをとても身近な存在に感じさせてくれていました。

学園祭のアマチュアバンドコンサートでは、この歌はほとんど定番ソングだったと言っていいんじゃないでしょうか。サビの部分の盛り上がりはいつも凄いものでした。

まだお若くして亡くなられたことは本当に残念です。魂を振り絞って歌い続けたロックシンガーだったと思います。

また1つ、私の青春時代が遠くに行ってしまったように感じます。

クリスマス・イブ:山下達郎

この季節といえば、何といってもこの歌ですよね。

「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう・・・」

という出だしのフレーズだけで、もう心が騒ぎます。

この歌の魅力は、イントロで使われているクリスマスベルのような音や間奏の賛美歌風のコーラス(「カノン」のアレンジだそうです)、そして、

「街角にはクリスマスツリー 金色のきらめき」

といった歌詞に表されるような華やかな雰囲気と、

「きっと君は来ない 1人きりのクリスマスイブ」

「必ず今夜なら 言えそうな気がした」

という歌詞に表される一抹の寂しさ、孤独感などをうまく併存させているところではないかと思います。

祭りの後の寂しさじゃないですけど、クリスマスシーズンって、心華やぐ反面、どことなく寂寥感もあるような気がしますよね。そんな雰囲気をうまく言い表している歌だと思います。

そして、山下達郎さんの声の清潔感がそれらをまとめ上げて、冬の澄み切った空のようなクリア感を醸し出していると思います。私もカラオケで歌うこともありますが、このクリア感は絶対出せませんよね。

私はこの歌を聴くと、やっぱり東北大学M寮時代のことを思い出してしまいます。

当時、既にこの歌は名曲の評価をほしいままにしていたと思いますが、友達とクリスマス時期に寮で寂しく酒を飲みながら、この歌をエンドレスで聞いたものでした。まだ見ぬ大人の世界や恋愛についての夢や憧れを語り合いながら・・・な~んて。

でも、この歌って、なんかそんな気分にさせてくれるんですよね。

この歌ができてもう25年になるそうです。毎年毎年聞いていても全然古さを感じさせない、正に永遠の名曲ですね。

路地裏の少年:浜田省吾

高校生の頃、友達の影響でハマショーの大ファンでした。

弁護士登録したての頃まで、カラオケで歌うのはいつもハマショーばかりでした。

その中でも一番大好きだったのが、この「路地裏の少年」です。

「真夜中の校舎の白い壁に訣別(わかれ)の詩(うた)刻み込んだ」

という出だしのフレーズは、「子供時代」からの自立心の自覚と、大人社会に対する反発がにじみ出ている感じがして、すごく胸にしみました。

余談ですが、これが、何年か後の尾崎豊(ちなみに尾崎豊は私と同い年生まれなので彼の歌も大好きでした)の「卒業」になると

「夜の校舎窓ガラス壊して回った」

となって、同じ学校を舞台にしても大人への反発心がより一層直接的になり、かつエスカレートしているのが面白いところです。

話を戻して、そのあとのフレーズ

「朝焼けのホームにあいつの顔探したけど、涙で見えず」

のところについては、「あいつ」が誰かを巡って高校時代、友達と言い合いになりました。

私は歌全体の硬派なイメージから、絶対に「(男の)親友」だと思っているのですが、友達は「彼女」だと言って譲りませんでした。どうでもいいような話ですが、なぜか懐かしく思い出されます。皆さんはどちらだと思いますか?

もう1つ好きなフレーズが2番の

「狭い部屋で仲間と夢描いた。いつかはこの国目を覚ますと・・」

というところです。ハマショーさんはいわゆる70年安保に引き続く学生運動全盛期の頃に高校・大学生活を送っていたようで、学生運動の一場面を描いたような歌がいくつかありますが、このフレーズもそんなイメージで作られたのではないでしょうか。

私はもちろん学生運動の世代ではありませんが、このフレーズを聴くと、東北大学のM寮時代のことを思い出さずにはいられません。

私は生活費の節約のためと、せっかくの大学生活だからいろんな友人を作りたいという思いがあって2年間大学の寮に入りました。

その時代については語り尽くせないくらいたくさんの思い出があると同時に、今の自分の大部分を形作った貴重な時代だったと思っています(いつかこのブログにも書きたいと思っていますが、オフレコ話が多くて・・)。

特に思い出すのは、大学にも行かずに毎晩遅くまで誰かの部屋に集まって、安い酒を飲みながら、いろんなことをいつまでも語りあったことです。政治や社会の話はもちろん、映画の話や恋愛の話、ユーミンや山下達郎の音楽の話など、本当に尽きることがないくらいずっと話をしてました。

ときにはお酒の勢いで、「今の社会はこれでいいのか」という学生らしい青臭い議論を本気で戦わせることも少なくありませんでした。学生運動の時代はとっくの昔に終わっていましたが、東北大やM寮の中では、まだまだそんな時代の残照が残っていた頃でした。

このフレーズを聴くと、誰かの部屋で夜な夜な集まって議論していたM寮時代の自分たちの姿と重なり、懐かしいような、ちょっとせつないような気持ちになります。あの頃のみんなは今頃どうしているんだろうか・・・。

そんなこんなで、私は今もカラオケでたまにこの歌を歌いますが、その際には勝手に、「これは俺のテーマソングだ」などと放言している次第です。もうとっくに「路地裏の中年」ですけど・・。

木蘭の涙:スターダストレビュー

この季節になるとカラオケで歌いたくなる定番ソングです。
「逢いたくて逢いたくて・・・」で始まる出だしのフレーズが切なさを誘う名曲ですね。
石田ゆり子さんが出演したウィスキーのCMでも使われてましたから、それでご覧になった方もいらっしゃるのでは?
本家のスターダストレビューさんは最近バラード調のアコースティックバージョンで歌ってることが多いようですが、私はどちらかというと、ややアップテンポのノーマルバージョンの方が、淡々とした中にも恋人の死を悼む気持ちがじんわりと滲み出てくるようで好きですね。

木蘭の涙 1993年 スターダストレビュー

Let it be:ザ・ビートルズ

この前、テレビで「あいのり」(好きで結構見てます)を見てたら、告白直前のいい場面でこの曲が流れてました。

始めて聞いてからもう30年近くなると思いますが、何度聞いても新鮮な気持ちにさせてくれる曲です。

不思議なもので、この曲を耳にするたびに、ずっと聞いていなかったのを久しぶりに聞いたような、でも、つい最近もどこかで耳にしたような、そんな気持ちになります。

まるでこの歌の歌詞のように、つかず離れず、ずっと自分に寄り添っていてくれるような曲です。

弁護士の仕事は壁にぶつかることも多く、迷いや悩みに包まれることも多々あります。そんなときに、知らぬ間にふっとどこからか流れてくる、そんな曲のような気がします。

そういえば、すご~く昔に、金田一耕助ものの映画(確か「悪霊島」)で、主題歌にこの歌が使われてました。

もろ「ジャパニーズ」な世界の中に、何の違和感もなく溶け込んでいた(むしろ、世界観を際だたせていた)のが子供心にもすごく印象に残っていました。

いつの時代にも歌い継がれる名曲ですね。

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