美容整形医院の医療過誤事件
少し前に和解が成立した件です。
交渉開始からADR、裁判と進み、解決まで2年近くかかってしまいましたが、無事、和解が成立しました。
美容整形でいわゆる痩身美容の一種とされる最先端の治療を受けたところ、患部が炎症を起こして1年くらい痛みが引かなかったという事案です。
いろいろ問題のある治療だったことは間違いないのですが、病院側はなかなか責任を認めようとしませんでした。裁判所からの強い説得を受けてようやく和解になりました。依頼者ご本人も納得してくれて私もホッとしました。
今年はこのほかにも医学的な問題が争点になった事案が例年より多かったように思います。印象に残っているものとしては先日の記事にも書いた交通事故の高次脳機能障害の後遺障害のケースなどもありました。
結構大変な思いもしましたが、いろいろな事件があって充実した1年だったような気がします(まだ今年は終わってませんが)。