高次脳機能障害
少し前になりますが、交通事故で高次脳機能障害の後遺症を負った被害者の方の損害賠償請求訴訟が終結しました。
後遺症2級の認定を受け、ご高齢の方でしたが、年金も含めれば、この先の生活はなんとか大丈夫というくらいの賠償額を認めてもらえました。
高次脳機能障害は比較的新しい後遺症で、まだ一般の方にも医療関係の方にも十分に知られていない領域のように思われます。
そのため、事故前と比べてなにかおかしいな・・・と思っていても、後遺症とは気付かないまま過ごしている方もいらっしゃるのではないかとも言われています。
今回も、主治医の先生や入所施設、ご親族の方々などから病状等に関する資料をいろいろと出してもらい、それでようやく認めてもらえたという感じでしたが、控訴されず一審で確定したのは幸いでした。
まだまだ簡単にはいかない分野であることは事実ですね(まあ、なんでもそうですけどね)。