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2013年1月の1件の記事

ある交通事故の損害賠償事件

昨年からやっていた交通事故の損害賠償の裁判が終わりました。

依頼者の方は小学生の娘さんを亡くされた方でした。
相手車両は運送会社で、居眠り運転のセンターラインオーバー。
本当にわずか一瞬で子供さんの命を奪われた親御さんのお気持ちを考えると、なんともかける言葉が見あたりません。賠償金額の多い少ないよりも、できるだけ依頼者の方のお気持ちをきっちり裁判官に伝えられるように、そして、少しでもその気持ちを酌んでもらったと思っていただける判決をもらえるようにと心を砕きました。
最後に依頼者ご本人の尋問があったのですが、今の率直な心境をお話下さいという質問に対して、「とにかく娘を返して欲しい、それだけです」と涙ながらにおっしゃっていたのが強く印象に残っています。
正直なところ、私はこの手の事件はもう感情移入してしまって、自分ではご本人に尋問できません(こちらまで泣きそうになってしまうので)。
今回も若いイソ弁に尋問を担当してもらい、ひたすら代理人席で涙をこらえているのが精一杯でした・・・。
判決は、最大限とまではいかないまでも、ある程度こちらの気持ちを酌んでもらった内容と思われ、ご本人たちも納得していただけたと思います。それがせめてもの救いでしょうか。
本当に、悲しい事件でした。

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