「近いうちに」って・・・?
民・自・公3党の党首会談で、消費増税法案成立と引き替えに、「近いうちに解散する」ということで合意したそうです。
しかし、「近いうちに」って、いったいどういう合意なんでしょうかね。
普通、条件や期限を付ける場合は、「○○が△△したら」という事実の到来にかけるのが常識な訳です。
政治の世界で明確な物言いを避ける意図なのはわかりますが、何かの事実の到来にかけることもなく、「近いうち」という基準にもならないような基準だけで合意がされたこと(そしてそれが重要法案成立の条件になっていること)って今まであったんでしょうかね。
それも当初は「近い将来」という案だったそうですが、最終的に「近いうちに」に落ち着いたのだとか。まあ、平易な言い方になったとも言えますが、なんだか格調低い言い回しですね。
ちなみに法律の世界では、条件の到来が単に債務者の意思のみに係るときは、その条件付法律行為が無効とされます(民法134条)。
この3党合意も無効にならないといいですね。
もっとも元々3党で合意していたのを土壇場でひっくり返そうとしてきたのが自民党だから、どっちもどっちなんでしょうか。
政治の世界はよくわかりません。
« 北海道弁連大会に行って来ました。 | トップページ | 日弁連全国野球大会東日本地区予選 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- #東北で良かった(2017.04.28)
- 憎しみは憎しみで・・・(2014.02.04)
- 東京オリンピック(2013.09.09)
- 「近いうちに」って・・・?(2012.08.09)
- 初めてのスカイプ(2012.05.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント