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2010年11月の5件の記事

司法修習生の給費制1年延長

司法修習生の給費制が1年間延長されることになりました。

仙台弁護士会でも1年間かなり力を入れて取り組んできた課題だったので、とりあえず廃止を回避できたことは嬉しい限りです。現在の修習生の人やロースクール生の人も喜んでいただいているのではないかと思います。

実際、修習生になる前に平均300万円も借金があり、修習中に更に300万円も借金をしなくてはならないのでは、今後、法律家を目指す人はいなくなってしまうと思います。

しかし、猶予期間もあと1年しかないので、来年に向けてますます大変になったというのが本当のところかも知れません。

まだまだ世間の風当たりは厳しいものがありますので、今後も多くの人にご理解をお願いしていくしかないでしょうね。

何はともあれ、一生懸命やってこられた皆さん、ご苦労様でした。

本当に良かったですね(^_^)v

久しぶりの東海亭

先週は登米の法律相談があったので久しぶりに東海亭でうなぎを食べて来ました。

2階の窓際の席に案内してもらったのですが、天気も良く、目の前に北上川、その奥には紅葉の景色が広がって、とてもきれいでした。この席は予約の方優先なので、「お一人様」はいつも座れる訳ではないんですよね。

さて、うなぎの方はやっぱりおいしかったです。

身はふわふわで、皮は炭火の風味がしみ込んですごく香ばしいです。値段の割にはうなぎの量も多いような気がします。

さすがに最近はメタボが気になって「うなぎ二段重ね」は食べなくなりましたが、普通のうな重でも十分満腹です。

ここんとこ、「肝焼き」がメニューから消されてるんですが、もうやめちゃったんでしょうかね。肝焼きをつまみにしてノンアルコールビールを飲むのが私の定番だったんですけど・・・(二段重ねを食べて更にそれだけ飲み食いしてたらメタボになるのも当然ですかね)。

あっ、そういえば、ノンアルコールビールが「バービカン」から「キリンフリー」に変わってました。こっちの方がすっきりしておいしいですね。

登米は最近B級グルメブームに乗って「あぶら麩丼」にも力を入れていますが、やはりたまにしか来ないことを考えると、ついうなぎを食べちゃうんですよね~。

相談の件数もあまり多くなかったので、なんだかゆっくり1日を過ごした気がしました。

裁判長が控訴を勧めるとは・・・?

裁判員裁判初の死刑判決が言い渡されました。

判決後の説諭で、裁判長が「控訴を勧めます」と述べたと伝えられています。

テレビなどでもいろいろと取り上げられていますが、確かに、裁判員の心理的負担を軽くするとか、もしかしたら内部でも意見が分かれていたなどの事情があるのかも知れません。

しかし、やはり弁護士から見るとかなり違和感のある発言であることは否めません。

被告人としては、裁判所が精一杯いろいろな事情を酌んだ上で判決を出してくれたと思えばこそ、結論に不満はあっても自分を納得させて刑に服することができる筈です。

それが、「控訴を勧めます」と言われたのでは、裁判所も自信がないのか、あるいは別の考え方もあり得ることを自ら認めているのか、という気持ちになり、不安が募ってしまうと思います。

また、裁判員の心理的負担軽減と言っても、それじゃあ控訴して職業裁判官による裁判でも同じ結論でしたということにでもなれば裁判員は安心するというのでしょうか?

そういう考え方だと、「裁判員による裁判は不完全・不十分なもの」であり、「職業裁判官によるお墨付きをもらって初めて一人前」ということにつながらないでしょうか。そんな風に思われたら、一生懸命に判断を出した裁判員も報われないのではないでしょうか。

裁判員が個人の心情としてそう思うのは仕方ないとしても、裁判所が控訴を勧めるというのは適当ではないと思います。

昔、仙台の裁判所にいた刑事の裁判官で、判決後に「控訴するかどうかは、あなたのためによく尽力してくれた弁護士さんとよく相談して決めなさい」といつも言って下さる方がいました。そういう言い方をしてくれると、弁護士としても(リップサービスとは思いつつも)少し報われた気がしますし、被告人も「裁判官から見てもこの弁護人はよくやっていると思っているならやっぱり信用できる人なんだ」と思ってくれて、信頼関係が一層深まるような感じがしました。

ちなみに、その裁判官は現在弁護士になっています。

法曹三者はそれぞれ立場がある訳ですから、裁判所は裁判所として、あくまでも公平・公正に判断しましたとうい態度を貫けばそれで良いと思います。

判断はしたものの、いろいろな事情で控訴をした方が良いと思うような場合は、上記のように「弁護士とよく相談しなさい」で十分なんじゃないでしょうか。

秋田の弁護士刺殺事件

本当に恐ろしく悲しい事件がまた起きてしまいました。

私は津谷先生とはあまりお付き合いはなく、弁護士会などの会合の際にご挨拶する程度でしたが、日弁連の消費者問題委員会委員長をされるなど精力的に活動しておられる方で、仙台弁護士会の弁護士とも広範囲で交流を持たれていましたので、仙台でも津谷先生と親しくされておられた方は沢山いると思います。

それだけに、ショックもひとしおです。

朝のテレビで見ていたら、弁護士への緊急アンケート結果が紹介されていました。回答数が20数通ということでごく一部のアンケートだったと思われますが、約3分の1の人が「事件処理の過程で身の危険を感じたことがある」と回答したそうです。

弁護士が関与する場面というのは経済的にも感情的にも鋭く利害が対立していることが少なくないので、逆恨みされる危険とは常に背中合わせです。それだけに、とても人ごととは思えないというのが多くの弁護士の率直な感想ではないかと思います。

それにしても、警察官が到着した時点ではまだ津谷弁護士は刺されていなかったとのこと。津谷弁護士を犯人と誤認したとも報道されていますが、未明のことですから津谷弁護士は寝起きの姿だった筈だし、少し言葉を交わせばどういう状況かはすぐにわかったと思われます。

それだけに、悔しさが一層つのります。

どうして警察が現場にいながらこんなことになってしまったのか、しっかり解明して欲しいと思います(今回は本当に心からそう思います)。

津谷先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。

労働審判事件終結

夏に受けた労働審判事件が先日解決しました。

長時間労働における賃金一部未払に関する案件でしたが、事務所の若手弁護士が頑張ってくれたお陰もあり、金額的にはほぼ満額が認められました。

労働審判事件は原則として3回以内の期日で終結することになっているので、1件1件の金額は余り大きくないが早く解決しないと生活が大変、という労働事件にはとても良い制度です。

裁判官の外に労働者側・使用者側の立場の審判員各1名の合計3名で行われるので、調停案の提案に対しても比較的納得が得られやすい面もあるような気もします。

実際、私の上記案件も2回目の審判期日で合意に達し、調停成立となりました。

早期解決を想定しているため、それなりに準備が大変なので弁護士を付けないとなかなか難しい面はあるかと思いますが、利用勝手の良い制度なので一般の方にももっと知っていただけたらいいのにと思います。

ただし、基本的に地裁本庁でしかやっていないので、郡部の方は利用しづらいのが難点です。各地の弁護士会では、地裁の支部でも実施するよう裁判所に要望を出しているところです。

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