« 厚生労働省村木元局長に無罪判決 | トップページ | 弁護側の証人:小泉喜美子 »

それでもやっぱり特捜部

前回の続きです。

今回の無罪判決を受けて、マスコミの特捜部批判が強まっています。

朝日新聞では、特捜部存続の是非について、識者が対立する立場から意見を述べる記事が掲載されていました。

しかし、私はやっぱり特捜部は必要だと思います。

特に、政治絡みの事件(贈収賄)や大型経済事件などについては、社会的権力者を相手に大ナタを振るう勇気と覚悟が必要です。

それができるのは検察庁特捜部しかないと思います。

警察も税理士などをスタッフに加えるなどして力を付けてきているという論調もありますが、どんなに警察が力をつけたとしても、政治的・社会的圧力に屈しない不撓不屈の精神は検察庁に勝るものはないと思っています(同じ法曹としてのひいき目かも知れませんが)。

それは、「正義を守る」ことについての強いプライドがなせる技だと思っています。

もちろん、それが行きすぎると今回のような失策につながりかねないという意味では、検察庁も謙虚に世論や弁護士会の指摘に耳を傾けて欲しいと思います。

取調の可視化や科学的捜査の一層の強化など、自白に頼らない仕組み作りにも本気で取り組んでもらいたいと思います。前回書いたように、検察官をもっと増員することも必要かも知れません。

我々弁護士は、日頃は検察官と対峙したり激論を闘わせたりする立場ですが、「巨悪を眠らせない」という検察庁の組織としての強さには、敵ながら敬服するものがありました(我々には組織力がないので)。

特捜部は、もう一度、国民の権利を守る、健全な民主主義を守る、という原点に立ち返って、一から出直してもらいたいと思います。そうすれば、国民の信頼も回復するときがくるでしょう。

な~んて、あまり検察庁を擁護するのも変ですけどね・・・。

« 厚生労働省村木元局長に無罪判決 | トップページ | 弁護側の証人:小泉喜美子 »

弁護士業務」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/505827/49437228

この記事へのトラックバック一覧です: それでもやっぱり特捜部:

« 厚生労働省村木元局長に無罪判決 | トップページ | 弁護側の証人:小泉喜美子 »

お気に入りサイト

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ