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ある遺産分割事件

長いこと取り組んでいた遺産分割の事件が、先日やっと終わりました。

被相続人(亡くなられた方)がたくさん土地を残しておられたため、その分け方で意見がまとまらず、解決まで結局3年余りを費やしてしまいました。

遺産分割事件は我々弁護士の仕事の中でも長期化しやすいものの1つです。というか、最も長期化しやすい案件と言ってもいいかも知れません。

それだけに、無事終わると安堵感もひとしおです。

今回は、最終的に審判(家裁の裁判官が分け方を決めてしまうこと)になったのですが、私が受任していた奥さんと娘さんには結構な寄与分を認めてもらうことができ、より一層嬉しい解決になりました。

被相続人が10年以上にわたり病気療養を続け、気管切開手術もしていたため、亡くなる前には何年間も気管から痰の吸引をしてあげなければならず、それこそ夜も寝る暇がないほどだったという方でしたので、寄与分が認められたことについてはご本人たちも大変喜んでいただいたようです。

寄与分というのは、遺産相続の場面としては単に相続分をどれだけ上乗せするかしないかという数字の問題になってしまうのですが、ご本人にとってみれば、それ以上に自分がどれだけ被相続人の方のために尽くしたかを判定してもらうというような気持ちが強いように思います。だからこそ、5%でも10%でも裁判官に認めてもらうことだけで、自分の苦労が報われたという思いを強くするのではないでしょうか。

現実には、「ちょっとやそっとの療養看護は、家族として当然」という理由で、なかなか寄与分が認められないのが辛いところですけどね・・・。

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