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日弁連が弁護士報酬のクレジットカード払い解禁見送り

3月18日の理事会で、日弁連が弁護士報酬のクレジットカード払い解禁を見送ることを決定しました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090321-00000543-yom-soci

元はと言えば、1992年の中坊公平会長時代に、弁護士報酬のクレジットカード払いについて、「カードの乱用に警告を発すべき立場の弁護士がカード会社と提携することは相当でない」等の理由で会員に対して自粛を求めていたものを、ここに来て、カード払いの普及に伴い、1回払いだけなら解禁しても良いのではないかという声が高まったことから、各地の弁護士会にも意見照会をした上で、今回の理事会での決定になったものです。

ごく大雑把に図式化して言えば、業務対策委員会系は「利用者の利便性」「弁護士報酬の支払方法の多様化」等の理由により推進的な立場、消費者委員会系は「利用者に金利を負担させることにつながる(1回払いと言っても、それだけにとどまる保証はない)」「多重債務者増加に弁護士も加担することになりかねない」「弁護士の仕事がビジネス化する」等の理由により消極的な立場という感じだと思います。

地方ではおそらくかなりのところで後者の理由により感覚的に受け入れられないという雰囲気だと思います。仙台弁護士会も解禁に反対の意見書を日弁連に出しています。

これだけクレジットカードが普及している時代ですから、世間的にはいろいろなご意見もあろうかと思います。

ただ、それでもやはり弁護士業務の廉潔性またはプロフェッション性を大事にしたいという考えの人が、今のところは多数だということだと思います。

しかし、現在でももちろん弁護士報酬のクレジットカード払いは禁止されている訳ではありませんし、これからますますクレジットカード払いが一般化していくことを考えると、どこまで「自粛」の状態を続けていけるのかは難しい問題だと思います。

この問題は、2000年に日弁連が業務広告を解禁したこととも同じ根を持つ問題のように思います。弁護士業務広告についても、いつか別の機会に考えを述べたいと思います。

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