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弁護士も「おくりびと」?part2

倒産処理だけでなく、一般の事件のときにも、弁護士って「おくりびと」なんだなと思うことがあります。

弁護士のところに事件の依頼がくるとき、それは人と人との間の「紛争」が最も勢力を増しているときです。

「紛争」は、ときに強烈な敵意をむき出しにする「社会的な存在」として、当事者本人とは別に、実在しています。

まるで、それ自体が1つの魔物のように生きて動いているのです。

しかし、「紛争」をいつまでも暴れさせている訳にはいきません。それは、当事者のみならず、周りの人たちをも不幸に陥れるからです。

「紛争」から邪気をはらい、毒を抜き取って、最終的に何らかの解決を与えて鎮めてあげる、それが代理人としての弁護士の仕事です。理性の力で「紛争」という魔物を制御すると言えばいいでしょうか。

それがうまく果たされたとき、魔物は天命を全うして消滅し、依頼者には再び平穏な日々が戻ってきます。その過程、つまり、「紛争」を鎮めておくり出していく過程が、やはり「おくりびと」なのだと思うのです。

もちろん、やみくもにただ解決を優先すべきと言っているのではありません。

むしろ、「紛争」の本質にきちんと対峙し、互いに主張をぶつけ合うことによってこそ、「紛争」の力をそぎ落とし、魂を鎮めることになるのだと思います。十分に主張が尽くされず、不満が残ったままの状態では「紛争」は必ず再び頭をもたげてきます。

自分のところに持ち込まれた「紛争」については、できる限り納得のいく解決に導いて、きちんと昇華させてあげたいものだといつも思います。

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