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最高裁でヤミ金に関する判決

最高裁で、「ヤミ金から借りた金は元金部分も返す必要がなく、返してしまった場合でも取り戻せる」という画期的な判決が出ました。

もともと、弁護士の間では、ヤミ金に対しては元金も返すなというやり方が何年も前から当然のこととされてきましたが、それが最高裁でも認められたことになります。

最初の貸付分は、それを口実にしてその後に不法かつ莫大な利益を得ようとする反倫理的な理由に基づくものだから、不法原因給付として法的に返還義務がないというのが今回の判決の理屈ですが、最初の頃は(理屈の当否よりも)半ば運動論というか、不法なお金をヤミ金に還流させるべきでないという一部の弁護士の強い信念から始まったやり方だったと思います(私も最初は、「元金まで払わないの?」と少しビックリしたものです)。それが多くの弁護士の支持を受けて広まり、ついには世間にも認められて一般常識になっていったという好例だと思います。社会っていうのはこういう風に動いていくんですね。

これでますます、ヤミ金に対しては、借りた元金も絶対返さないと強く言えるようになりました。

関係者の皆さん及び先鋭的にこの問題に取り組んでこられた皆さん(仙台弁護士会にもたくさんいらっしゃいます)の努力に敬意を表します。

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