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2008年4月の8件の記事

ホテルオークラ東京

先日、身内の結婚式があり、泊まりがけで東京に行ってきました。

せっかくなので、初めてホテルオークラに泊まってみました。

普通に泊まるとかなりお高いのだと思いますが、今回はJR券付きのパックプランを利用したところ、なんと、東京往復新幹線料金相当額プラス1人あたり約7,000円(トリプルルーム利用)という格安料金で泊まることができました。

部屋も広いし、バスタブには、よくあるカーテンではなくて引き戸式のガラス戸が付いており、シャワーの水はねを気にせずのんびりバスタイムを楽しむことができて妻は大感激。

これにウェルカムドリンク(バーでカクテル1杯・・・ただし、今回は使用せず。残念!)と朝食(3,000円相当)が付いてこのお値段とは、目ン玉飛び出るほどお得!でした。

オークラと言えばお料理が有名ですが、朝のバイキングもさすが!とうならせる品揃えでした。卵料理は3~4品くらいあり、肉・野菜・パン・グラタンなども種類が豊富。お粥・リゾットなどお米料理もあります。もちろん、和食の品揃えも味噌汁・湯豆腐・漬け物その他充実。さらにはチーズやシャンパンもあり、朝からリッチな気分になりました。デザートも定番のフルーツやヨーグルトのほかにタピオカココナッツミルクなど盛りだくさん。意外においしかったのがフルーツグラタン(これはお料理にカウントして良いのかデザートにカウントして良いのか迷うところ)。まるでリゾートホテル並の品揃えで、さすが「世界のオークラ」と食事中何度もうなってしまいました。

あと、もう1つ注目してたのはホテルマンです。実を言うと、私はかねてよりホテルマンの立ち居振る舞いは格好良くて憧れているのです。

いつも背筋をシャンと伸ばし、キリリとした面持ちで、お客様にどんなことを頼まれても慌てず騒がず、落ち着いてこなす頼もしさとスマートさ、それでいていつも笑顔を忘れないフレンドリーさは、私たち弁護士の接客態度もかくあるべしと思わされます。

私は密かに、お客様に接するときはホテルマンになった気分で接しています(どこまでそう見られてるかは分かりませんが)。

なので、「世界のオークラ」のホテルマンに注目してたのですが、特に何か特別なことを頼んだ訳ではないのでびっくりするようなことはなかったものの、さすがに皆さん落ち着いた物腰でかっこいいホテルマンばかりでした。

いろいろな意味でモチベーションが上がった1日でした。

野ブタ。をプロデュース:白岩玄

日テレ系で亀梨和也君、堀北真希ちゃん出演でドラマ化された小説です。

ドラマの方も見たかったのですが、見られなかったので原作本を読んでみました。

ドラマで堀北真希ちゃんが演じたいじめられっ子は、原作本では「信太」という男の子の設定になっています。

なぜ、このお話に興味を持ったかと言うと、「いじめられっ子の転校生を人気者にプロデュースする」という発想そのものにまずビックリしたからです。

我々の世代の発想だと、こんなシチュエーションに出くわしたときに取る行動として思いつくのは、ストレートに「みんな、○○をいじめるのはやめろよ!」的な態度で真っ正面からぶちあたるか、逆に見てみぬふりをしてしまうかのどちらかだと思います。

ところが、このお話では、「人気者にプロデュースする」ということで問題を解決しようというのです。発想が柔軟というかしなやかというか、周囲との調和を乱さずに、自分だけ正義を振りかざして浮き上がるようなこともなく、器用に立ち回ろうとする姿勢に、良くも悪くも、「KY」という言葉に代表される「現代っぽさ」を感じたものです。

また、「プロデュース」というあたりも、いかにも業界慣れしている若者っぽい感覚を感じます。

そんな訳で、「今どきの若者」っぽさがどんな風に表現されているのか興味を感じ、読んでみようと思った訳です。

作品そのものはとても良くできており、最後までおもしろく読めました。

主人公の1人称による、軽いふざけた語り口で全編綴られています。

しかし、その割には、全編を通じてどこか重苦しいどんよりとした雰囲気が漂っているのは、始終周りの顔色を窺い、空気を読むことに汲々としていなければならない主人公の心の苦しさを現しているのでしょう。

「プロデュース」が進むにつれて、人気者になっていく「野ブタ」君に対して、次第にメッキが剥がれて窮地に追い込まれていく主人公の対比が、本当はストレートに気持ちをぶつけたいのに、それを抑え、必死に心を隠して生きていかなければならない若者の苦悩を感じさせます。きっと、私たちが子供だった頃よりも、今の子供たちの方が、うんと毎日神経をすり減らして生きているんだろうなぁ・・・。

ところで、「KY」という言葉についてはいろいろな評論家の方々も語っていますが、私もあまり好きな言葉ではありません。

弁護士というのは、基本的に「空気を読めない」どころか「空気を読まない」人種です。

みんなが「こんなの当たり前に決まってんじゃん」と思っていることを、本当にそうなのかと世の中に問い直していくのが仕事なので、必然的にそうなっていっちゃうんだと思います。

話はそれましたが、ドラマの方も原作本を読んだ後、再放送を録画して何話か見れました。

女の子が加わったこと、プロデュースする側が男の子2人になったこと(しかもイケメンの)によって、恋愛感情を交えたりして原作よりも明るく青春っぽい感じになっていましたね。思春期(なんて言葉も今は死語?)の3人の心の成長をみずみずしく描いた、って感じのいいドラマでした。主題歌も含めて大ヒットしたのもうなずけますね。

でも、最終回を録画し忘れて見られなかったのは少し残念でした・・・。

仙台弁護士会で消費者行政一元化を求めるシンポジウム

土曜日、仙台弁護士会で、消費者行政一元化(消費者庁の設置)と地方の消費者行政強化を求めるシンポジウムがあったので行ってみました。

仙台弁護士会はもともと消費者事件に対する取り組みが盛んなところで、最近でも貸金業者の上限金利引き下げを求める運動などを精力的に行ってきたところです。私も署名活動や街頭行動などに参加したことがあります。

今回も、新聞発表では参加者数250人ということで、非常に熱の入ったシンポとなりました。

これまでの行政は産業育成の立場から消費者保護はばらばらの対応で常に後手に回ってきた感がありますので、是非とも全庁横断的な立場で消費者の保護を担う新組織ができて欲しいものです。

商売の基本はいいものを誠実に売ることに尽きるのであり、それを超えて、買いたくもない人に無理矢理売りつけるようなやり方や、あるいは情報格差を利用して言葉巧みに売りつけるようなやり方が横行している現状は、やはり問題があると思います。

また、地方自治体での消費者行政予算の削減により、消費者相談員が劣悪な労働条件で働いている問題も指摘されました。

今後、各地の弁護士会でも同様のシンポが開催されるそうですから、是非、全国的な大きなうねりに発展していって欲しいと思います。

仙台弁護士会消費者問題委員会はじめ、関係者の皆様、ご苦労様でした。

http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080419/sty0804191952003-n1.htm

http://arch.asahi.com/life/update/0419/TKY200804190161.html

木蘭の涙:スターダストレビュー

この季節になるとカラオケで歌いたくなる定番ソングです。
「逢いたくて逢いたくて・・・」で始まる出だしのフレーズが切なさを誘う名曲ですね。
石田ゆり子さんが出演したウィスキーのCMでも使われてましたから、それでご覧になった方もいらっしゃるのでは?
本家のスターダストレビューさんは最近バラード調のアコースティックバージョンで歌ってることが多いようですが、私はどちらかというと、ややアップテンポのノーマルバージョンの方が、淡々とした中にも恋人の死を悼む気持ちがじんわりと滲み出てくるようで好きですね。

木蘭の涙 1993年 スターダストレビュー

東名高速でのタイヤ脱落事故について思うこと

4月11日に東名高速で信じられないような事故が起こりました。

走行中のトラックから脱落したタイヤが反対車線を走っていた観光バスに直撃し、運転手さんが死亡したというものです。

私も普段車を運転する身として、本当に恐ろしいと感じると共に、自分も加害者にならないよう良く注意をしておかなければと思いました(そう感じた方、多いのでは)。

ところで、新聞報道では、亡くなられた関谷さんという運転手さんがタイヤ直撃後に、意識があるかないかの状態でサイドブレーキを引いてバスを停車させたのではないかとのことです。

素人目に見ても、これほどの大事故なのにバスが転落も横転もせず、あるいは他の車と衝突もせず、きちんと車線を維持したままセンターライン付近で停車していたのは奇跡的と思っていましたが、やはり運転手さんが最後の力を振り絞って安全に停止させたのでしょう。こういう報道を聞くと、胸が痛むと同時に、関谷さんのプロ意識の高さに対して敬意を表さずにはいられません。

私も弁護士というプロフェッションの1人として、いついかなるときでもプロ意識を保ち続けたいと思っています。

命と引き換えに乗客の安全を守られた関谷さんのご冥福をお祈りいたします。

好きな温泉旅館その3:作並温泉 ゆづくしの宿一の坊

地元仙台近郊にもいい温泉宿はたくさんありますが、まずは作並温泉一の坊をエントリーします。

こちらの売りはなんといっても渓流沿いの露天風呂。立ち湯その他趣向を凝らした4つ位の湯船があります。すぐ近くを流れる広瀬川は手を伸ばせば届きそうなほどの近さ(これはちょっと大げさかな)。ダイナミックで野趣溢れる景観は時間を忘れていつまでも眺めてしまいます。それ以外にも、鹿のぞきの寝湯という小さめの露天風呂(こちらも結構落ち着きます)や内湯・貸し切り風呂もあり、全部回りきるのが大変なくらいです。

湯上がりどころでいただくふろふき大根(有料ですが)もホッとする味わいでおいしいです。

それとお勧めは朝食バイキング。

私は基本的にバイキング料理と言えば全種類の料理を取りたくなってしまうタイプなのですが(欲張り&貧乏性)、こちらのバイキングは種類が多すぎて、嬉しい反面困ってしまう程です。

宿泊料金もまずまずリーズナブルなので、弁護士会関係の会議や弁護士同士の合宿などでも利用することがたまにあります。仙台弁護士会でも人気の宿の1つと言えるでしょう。

作並温泉 ゆづくしの宿一の坊

http://www.ichinobo.com/sakunami/index.html

なお、系列旅館で、松島海岸「一の坊」、遠刈田温泉「温泉山荘だいこんの花」もお勧めです。

http://www.ichinobo.com/matsushima/

http://www.ichinobo.com/daikon-no-hana/

牛タン利久 サンモール一番町店

仙台人には言わずと知れた牛タン利久ですが、市内に何店舗もあり、店毎にメニューや雰囲気が少しずつ違います。

事務所に近いサンモール一番町店の昼のお勧めはなんと言っても「利久膳」。3段重ねのお重になっており、上の段には刺身、魚の煮物、だしまき卵など4品程度、中の段には牛タン焼き、下の段にも肉や野菜の一品と、おかずが満載。味ももちろん二重丸。

これに麦ご飯と味噌汁が付いて税込み1,000円はお得の一言です。

夜も4,000円のコース料理で質・量共に大満足できます(3,000円コースもあるようです)。

よその地方の弁護士仲間が仕事や遊びで仙台に来たときはここにご案内すると大抵喜んでもらえます。是非どうぞ。

牛タン利久

http://www.gnavi.co.jp/rikyu/

     

私の故郷 津軽④~仙台弁護士会会報より~

引き続き、平成12年の仙台弁護士会会報に投稿した記事からの転載です。

最終回は中学・高校時代を過ごした弘前市(ひろさきし)のお話です。

長い拙文、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました

<(_ _)>

---- 以下、転載 ----

5 弘前市(ひろさきし)
 弘前市は古くから津軽の文化の中心だった町である。気候も(津軽の中では)比較的穏やかな方で、米作とりんごの生産が盛んである。高校生位になると春にりんごの花粉付けのアルバイトにありつけることもある。
 ゴールデンウィークの頃は弘前城公園の桜が見頃になる。ここの桜はとにかく木の数が他とは比較にならない位多い上に、お城と岩木山のコントラストが美しく、本当に見事である。夜桜ともなると、ライトアップされたお城をバックにはらはらと桜の花びらが舞い散る様子は正に幽玄の美といった趣で、日本人の琴線をくすぐる要素が全て揃っているのではないかとさえ思う。 

 「ねぶた」と「ねぷた」の違いは仙台弁護士会の皆さんもきっとご存じと思うが、「ねぶた」は青森市で行われ、武者人形型をした灯籠を引きながら踊り手がダイナミックに踊る(ハネると言う)ものである。世間一般に有名なのはこちらである。弘前の「ねぷた」は、扇形をした(人の形はしていない)箱形の灯籠に武者絵が描かかれたものを引きながら静かに町をねり歩く。踊りはない。かけ声も「ラッセラー」という威勢の良いものではなく「ヤーヤドー」と低くうなるような調子である。「ねぶた」に比べると万事派手さには欠けるので観光客の人気もやや劣る。しかし、扇の正面の勇壮な武者絵が笛の音やかけ声と共に次第に近づき、それが過ぎたと思うと「見送り絵」と呼ばれる裏面の美人画が少しずつ揺れながら遠ざかっていく。その様子はとても情緒的で、過ぎゆく夏を惜しむかのような哀愁がある。私はどちらも大好きである。

 さて、私が卒業した弘前高校では、学園祭でねぶたの運行がある。あえて「ねぶた」と書くのは、弘前型の「ねぷた」ではなく、青森型のものを作り、派手にハネながら運行するからである。
 毎年1学期が終わる直前の7月下旬に学園祭があるが、ねぶた運行はその前夜祭として行われる。1年から3年まで各クラスが1台ずつねぶたを自作し、それを引くのである。前夜祭とは言うものの、生徒にとってはこっちの方がメインイベントである。前期試験が終わると、校舎の中庭に即席のねぶた小屋(丸太を組んで長屋風に縦割りにしたもの)が作られ、クラス毎に1区画が割り当てられてねぶた製作が始まる。運行までの2週間程はもはやねぶた一色で勉強どころではない。授業が終わるとそれぞれ作業着に着替えてねぶたを作る。私の頃は「つなぎ」を着るのが流行っており、クラスでお揃いのを作ったり、白地のつなぎを買ってカラフルに染めて着たりするのが流行っていた。私はエメラルドグリーンのつなぎであった。

 作業の基本は放課後で、朝は確か7時頃から学校に来て作業をやって良いことになっていたと思うが、生徒は次第にエスカレートして朝4時や5時に学校に来てこっそり作るようになる。そうなると保護者や世間の方々からクレーム来るので、先生が見回りをしており、見つかるとえらく怒られた。
 そこで生徒側は代表で見張りを立てて先生が来るとすぐに隠れたりするのであるが、すると更に先生の方では知らぬ顔をしていきなり2階の窓から顔を出して隠れている奴らを見つけるなど、ドリフのギャグさながらのいたちごっこが繰り返された。
 私は一度、ねぶた作りの帰り道、友人から「明日は午前1時に行こう。迎えに行くから」と言われ、てっきり冗談だと思って「おお、そうしようぜ」などと言ったところ、本当に夜中の1時に呼び鈴を鳴らされたことがあった。慌てて飛び起き、事情を知らない父が玄関で友人に何か説教を始めようとする脇をくぐり抜けてそいつと一緒に自転車で学校へ突っ走った。

 朝の楽しみはもう1つある。クラスの女子が、ばかみたいに朝飯も食わずねぶたを作っている男子のために、誰かの家に集まっておにぎりを作って持って来てくれるのである。そのおにぎりを食べるのは男子全員の楽しみであった(みんな照れくさいので感謝の言葉などまともに言わないのであるが)。
 しかし、若さとは残酷なもので、せっかく好意で作ってくれたおにぎりを前に、失礼にも、クラスのマドンナ的存在の女子が作ったものはどれかと詮索し始める奴らも現れるのである。「ノリで巻いてあって中身がシャケの奴が○○ちゃんの作ったおにぎりらしいぜ」などというもっともらしい噂がこそこそ飛び交い、真偽の程も定かでないのにそれを奪い合ってじゃんけん合戦を始めたりするのであった。そんな男達の姿を、女子はさぞかし呆れて見ていたことだろうと思う(ちなみに私は・・・ノーコメントということで)。

 いよいよねぶた運行の日。ぎりぎりまで最後の仕上げ作業をし、それを終えると浴衣に着替える。そして、苦労して作ったねぶたを交替で引きながら、笛を吹き、かけ声をあげ、思いっきりハネる。カラースプレーで髪を染めたり、目の上にはアイラインを引いたりもした。今で言う「ビジュアル系」のハシリである(まあ、顔はともかく)。地元では弘高ねぶたと言えばそれなりに有名なので、沿道には見物客も結構おり、その視線を意識しながら派手にハネる。友達と手を取り合いながら、あるいは1人で、若さを爆発させるように、何も考えずひたすら踊りまくる。「世界中がきらきら輝いて見える瞬間」というものがもしあるとしたら、きっとこういうときのことを言うのだろうと、今にして思う。
 夕闇に染まる岩木山がそんな我々を遠くで見ているような気がした。

6 終わりに
 津軽を離れてもう17年になる。津軽で過ごしたのとほぼ同じ歳月になってしまった。仙台は気候といい利便性といい、本当に住み易くていい町である。こんな環境になれてしまった私には、もう津軽で暮らすことなどできないだろうと思う。でも、親兄弟はもちろん、昔の友達と話すときは今もどんな場所であれ必ず津軽弁に戻ってしまう。きっと、心の中では死ぬまで津軽人として生きて行くのだろうと思う。

 冷たく厳しい土地であった・・・。
 けれども、子供時代を子供のままに、伸びやかに育んでくれた大地であった・・・。

終わり

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