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甲子園への遺言:門田隆将

プロ野球界で「伝説の打撃コーチ」と呼ばれ、35年間のコーチ生活でイチロー、田口、小久保などを育てた高畠導宏さんの生涯を描いたノンフィクションです。

決して押しつけるのではなく、道具を使ったりして分かりやすく教える工夫をしながら、1人1人に合った打ち方を探す手助けをするという考え方は野球以外の場面でもとても参考になります。

仙台弁護士会野球部メーリングリストでは、この本を読んだ部員が感銘を受け、みんなも読むようにとすかさずゲキをとばしていました(弁護士って結構感化されやすい人が多いです)。

名選手をたくさん育てたことももちろんすごいのですが、私が興味を持ったのは、59歳で打撃コーチを退き、通信教育で教員免許を取得して高校教師になったというところです。既に1つの世界で実績を上げ、名を馳せた人が、それでもなお、全く別の世界に1から挑戦しようとする勇気に感動しました。

高校教師になってからの高畠さんにスポットを当ててドラマ化したのがNHKの「フルスイング」(既に終了)です。このドラマでは高畠さん役の高橋克美さんが、とてもいい味を出してました。明るくて、情熱があって、けれんみがない役どころは、正に高畠さんご本人はきっとこういう人だったんだろうなと思わせるほどピッタリはまっていました。

高畠さんは高校教師になって1年ちょっとでガンで亡くなられたそうです。子供たちを指導して甲子園に行くという夢を果たせなかったことはさぞかし無念だったろうと思います。でも、多くの教え子たちの心の中にいつまでも生き続ける、太陽のような人だったのだろうと思いました。

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