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2008年1月の10件の記事

「流星ワゴン」良かったです。

重松清の「流星ワゴン」を読みました。

父親と息子の相克というか、いくつになっても分かり合えそうで分かり合えない関係をテーマにした小説です。

それでも、自分が父親になったときに、昔、同じくらいの年代だった頃の父親の気持ちがようやく少し理解できるようになるというお話で、ついつい自分の身に置き換えて感情移入してしまいます。すごく感動しました。

私は前から思ってるんですが、母親と子供の関係というのは、子供を産んだ瞬間から(もしくは、身ごもった瞬間から)ずっと母親なのに対して、父親というのは、子供や家族と一緒に過ごすことによって、だんだん父親になっていくものなんじゃないかと思います。

だから、ずっと父親で居続けようという意識を持っていないと、父親であることも難しくなっていくんじゃないかと思います。

よく、離婚事件とかで、子供との面会(面接交渉と言います)をどれくらいにするとかしないとかでもめることがあります。我々弁護士がさんざん苦労して面接交渉権を決めてあげても、結局、父親側で次第に面接をしなくなっていくことがあります。

それはやはり、ずっと一緒にいて「父親」であり続けないと、ときどき会っても、もう「父親」としての接し方が難しくなってしまう、あるいは子供との雰囲気も微妙に遠いものになってしまうからなのかも知れません。

母親は大変だけど、父親は難しいですね。

あと、小説のもう1つのテーマは、ごくありふれた日常が、何気ない言葉や行動によって少しずつ崩壊していくことの怖さです。あとからふり返れば、ここでこうしておくべきだった、気づくべきだったということは一杯ありますよね・・・。こちらも自分の身に置き換えて、考えさせられました。

でも、とにかく読後感スッキリのいいお話です。是非ご一読下さい。

レストラン拓

事務所の近くにおいしいフレンチのお店ができたと聞いたので、ランチに行ってみました。

仙台エクセル東急ホテル裏の「レストラン拓」というお店です。

Aランチは、

スープ(じゃがいもとさつまいものスープ)

牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(肉と魚から選べます)

デザート(エスプレッソプリンと濃厚ミルクのアイスクリーム)

でパンとコーヒーが付いて1,500円。

これに前菜が1品付くBランチは2,500円、2品付くCランチは3,500円だそうです。

Aランチでも十分なボリュームでしたし、どのお皿もとてもおいしかったので満足しました。メインの牛ホホ肉はすごくしっとりとやわらかくて、牛肉煮込み系では今まで食べた中でもトップクラスだと思いました。デザートのエスプレッソプリンもちょっと変わった苦甘さですごくおいしかったです。

夜のコースは3,700円~だそうなので、今度は事務所のスタッフとでも来たいと思います。

でも、この手のこじゃれたお店のランチタイムっていつも女性客だらけですよね。男1人だとちょっと気恥ずかしいのがタマにキズってとこでしょうか。

なじみの焼き肉屋さんの閉店で意気消沈してたのですが、また吹き返しました。まさに、行く店あれば来る店あり、ですね(そんな諺ないっつうの)。

レストラン 拓

宮城県仙台市青葉区一番町2-10-1 グランディS 1階

022-211-5775

借金で死なないで

仙台で悲しい一家4人殺傷事件が起こりました。

新聞報道によると、逮捕された父親は借金による生活苦を理由に無理心中を図ったらしいとのことです。

こういうニュースを聞くと本当に悲しくなります・・・。

現在は負債の処理に関する法制度がかなり整備されてきており、任意整理に始まり、特定調停、個人民事再生手続、最後にどうしようもない場合は自己破産など、いろいろな手段がありますから、どんな状況に立たされたとしても、借金苦で死ぬ必要は全くありません。どうか、弁護士会はじめ、専門家に一度ご相談下さい。

仙台弁護士会では毎日数名が待機して多重債務相談を行っており、初回相談料も多重債務については無料です。

http://www.senben.org/

その後の弁護士費用も、法律扶助手続を利用すれば分割払いにもできます(ただし、所得等が所定の基準を超える方は利用できない場合があります)。

どうか、借金苦で死ぬなんて考えないで下さい。

法教育委員会

今日は、日弁連の法教育委員会で東京に行って来ました。

各地それぞれ工夫を凝らした活動をしています。

法教育というのは、主に小・中・高校生を対象に、法の意義や法的な考え方、法に対する評価の仕方などを体験的に学んでもらうことを目的とするもので、5年ほど前から日弁連および各地の弁護士会で力を入れている活動です。仙台弁護士会でも平成15年に委員会を立ち上げて活動しています。

従来の学校教育や、いわゆる「司法教育」のようなものはどちらかというと知識中心で覚えることが主体だったのに対して、日弁連が目指しているものは法の背後にある「自由」「平等」「人権」のような価値を理解してもらい、それらの価値を守るため、または調整するための道具として自分たちで法律を作ったり、使いこなしていくことによって、法に対して主体的に関わっていこうとする意識やスキルを育てて行こうという壮大な理念に基づいているものです。

各地の弁護士会では学校現場への出前授業や、夏休み等にジュニアロースクールのようなイベントを実施して普及に励んでいます。

とは言え、言うは易く行うは難しで、弁護士が一度や二度学校現場に出かけて出前授業をしたからと言って、そんなに簡単に想いが伝わる訳もなく、試行錯誤しながら活動しているのがホントのところです。でも、授業が生徒さんたちにウケるのはとても楽しく、苦労しながらもやりがいのある活動です。

これからの社会は今までのように何でも「お上頼み」という訳にはいかず、規制緩和で自分の権利は自分で守らなければならない社会になっていくと思います。裁判員制度も始まりますので、市民として社会参加・司法参加の必要性もどんどん高くなっていくでしょう。そんな社会に向けて、私たち弁護士の活動が子供たちの社会参加のきっかけの1つになってくれればとても嬉しいと思います。

宮城県内の学校で、出前授業派遣希望のところがありましたら、仙台弁護士会までお問い合わせください。

なお、これとは別に、仙台弁護士会では、一般市民向けの裁判傍聴も毎月やっています。こちらもよろしければご応募ください。

http://www.senben.org/

近くの焼き肉屋さんが移転

事務所の近くにおいしい焼き肉屋さんがあるのですが、1月一杯で仙台近郊の町に移転するのだそうです。

ムジゲ(韓国語で虹という意味だそう)というお店で、肉はもちろんおいしいのですが、冷麺と石焼きビビンバがとてもおいしいお店だったので、移転が決まって大ショックです。

以前はうちの事務所も同じビルの上階にあったのでときどきランチに出かけていたのですが、3年前に事務所が移転してからは(それでもすぐ近くなのですが)、あまり行かなくなっていたのが心残りです。

このニュースを仙台弁護士会有志のMLに流したら、みんなも残念がっていました。

移転までに是非もう一度行きたいものです。

債務整理の壁(だったもの)

近時、過払金返還請求が花盛りですが、債務整理がここまで一般化するためには苦難の歴史がありました。

2つの大きな壁があったのです。

1つは利息制限法と出資法という2つの上限金利です。

利息制限法では貸付利息は金額に応じて15~20%と定められています(通常の数十万円程度のものは18%)。しかし、これには罰則がなく、超過した金利で貸し付けても、超過部分についての支払約束は無効とされるものの、処罰されることはありません。

これに対して、出資法では貸金業者の上限金利を29.2%(2000年6月までは40.004%)とし、それに違反した場合は罰則もあります。

そのため、貸金業者はいずれも利息制限法の上限金利ではなく、罰則のある出資法の上限金利の範囲内で貸付をしてきている訳です(これがいわゆるグレーゾーン金利と呼ばれるものです)。

もう1つの壁(こちらが最も大きな壁だったのですが)が、貸金業規制法43条です。これは、借主が利息制限法の上限金利を超える金利を支払った場合でも、借主が任意に支払った場合で、貸金業者側が一定の書面を交付しているなど所定の条件を満たす場合には、その返済は有効な返済になる(即ち、違法無効な利息も有効になってしまう)というものです。

この条文を巡っては弁護士と貸金業者との長い長い戦いの歴史(私が弁護士になるよりもっともっと前からです)があり、何とかこの条文を骨抜きにしようということで、各地の消費者弁護士がいろいろと頑張って来ました。仙台の弁護士も多くの人が精力的に戦った来ました。

訴訟では、契約書の内容やその他借り主に交付した書面の細かい不備を弁護士側が突いて、なるべく43条を適用させないようにしてきた訳です。もちろん、貸金業者側の抵抗も激しいものがありました。

しかし、それが徐々に身を結び、各地の判例でも43条はほとんど適用場面がないというほど限定されてきていたのですが、その極めつけが最高裁平成18年1月13日判決です。これは、「1回でも分割払いの返済を怠ったら期限の利益を失って即時全額を返さなければならない」という契約条項がある場合には、借主は事実上約定通りの返済を強制されているので、貸金業規制法43条に言う「任意に支払った」とは言えないと判断したものです。

このような契約条項はほぼ100%の業者の契約書に入れられているため、この最高裁判例に従えば、全ての契約においてもはや43条の適用はほぼ不可能ということになります。

ここに至って、43条の壁はようやくほぼ乗り越えたと言ってよいのでしょう(ただし、まだまだ残された問題は少なくはありませんが)。

また、いわゆるグレーゾーン金利については、2006年に成立した改正貸金業法により2009年12月頃以降については認めないことになりました。

世間の皆さんから見ると、今までどうしてこんなことがまかり通っていたのだろうと思われるかも知れませんが、それにはこんな歴史もあった訳です。

弁護士の資質

弁護士の資質について考えてみました。

世間の方によく思われてるのは、弁護士は口がうまくなければいけないんじゃないかということです。しかし、法廷では大半が書面のやり取りですから、特に口がうまくなければいけないことはないと思います。口がうまくなくても、修羅場のキャリアを積めば、それなりに何とか乗り切れるようになっていくという面もありますし・・・。

そういう技術的なことよりも、人間好きとまでいかなくても、人間の営みに対する温かい目線といったものが必要だと思います。トラブルになるには必ずどちらか一方又は双方に何か原因がある訳で、それを「あんたが悪い」的に非難してしまってはミもフタもありません。そういう不完全な面も含めて社会的な人間として存在している訳ですから、そのことをまず尊重しようという気持ちがあるのとないのとでは随分事件処理に対する姿勢も違ってくるような気がします。

次に、正義とか、人権とか、言葉にするとクサくなってしまいますが、そういうものに対する熱意みたいなものは必要だと思います。そういうものが我々弁護士にとってのプロ意識の原点であり、それがあればこそ、苦しい状況に置かれても諦めずに粘り強く頑張れるような気がします。

単に社会的ステータスとか、収入のため、ということでは余りやりがいを感じることができないんじゃないかと思います。

弁護士会に入ると結構先輩からそんなお説教を受ける機会が多々あります。仙台弁護士会は(他会ももちろんそうだとは思いますが)、特にそういう意識が強いような気がします。

以上が古典的な弁護士像なのですが、それに加えて最近は事務処理能力というか、要領の良さが要求されてきていると思います。最近の事件は比較的定型的になっているものも多く、社会の流れも速くなっているので、短時間でスピーディーに事案を解決することが求められます。ある意味、要領よく数をこなしていかなければいけません。

でも、私も含めて、昔ながらの弁護士は結構そういうのが苦手な人が多いと思います。職人かたぎで、ドイツの靴職人のように、1件1件の事件を手作りで丁寧に処理しようとする気持ちが強い人が多い気がします。それはとてもいいことだと思うのですが、行き過ぎると社会の流れに置いていかれる虞があるので、事務処理の効率化を図ることが現代の弁護士の1つの課題ではないかと思っています。特に地方の弁護士事務所は、弁護士1人に事務員1~2名程度という小規模なところが多いので、まだまだ改善の余地が大きいように思います。

とは言え、余り効率化ばかりを追求すると商売みたいになってプロ意識が薄れていきそうで、怖い面もありますね。

今どき、そんなことを言っているのは、弁護士の甘えなんでしょうか・・・。

センター試験終わりましたね

受験生の皆さん、ご苦労様です。

私自身の受験は20年以上も前のことでしたが(しかも、当時は共通一次試験でした)、今でも懐かしく思い出します。

私は文系にしては数学が余り苦にならない方ではあったのですが、高2くらいの頃から大学受験にかけて、さすがに数学に苦手意識を持ち始め(というか、限界を感じ)、受験本番の頃は相当アップアップの状態でした。

そのためか、弁護士になってからもしばらくの間は、「高校時代にテストを受けていて、数学で大失敗して青くなっている」という夢をたまに見たものです。

夢の中では「でも、自分はもう弁護士の筈なのに、なんで数学のテストを受けなきゃいけないんだ?」と思ったところで目が覚めるというのがお決まりのパターンでした。

そんな私の息子があと2年後にセンター試験を受けるんですから、時の流れは速いものですね。

野球部の新年会

おととい、仙台弁護士会野球部の新年会兼ミーティングがありました。

最近、若手部員の参加が多く、今回は20数名の参加で過去最高でした。

やっぱりスポーツの仲間って賑やかで楽しいですね。

日弁連野球のことについては折りに触れて書いていきたいと思いますが、去年の熊本大会では仙台弁護士会野球部は残念ながら初戦敗退だったため、今年は監督・主将を交代して人心一新を図ることになりました。

来年(平成21年)は仙台で全国大会が行われるので、なんとしてもそこまでに戦力を整えて全国優勝を果たそう!ってことで盛り上がってるところです。

ブログ始めてみました。

新年に当たって、ブログを始めて見ることにしました。

とりあえず、日々の出来事や感じたことなんかを気軽に書き込んで行きたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

簡単に自己紹介から・・・。

昭和40年生まれの男性です。平成4年に仙台弁護士会に登録しました。今年で16年になります。趣味は、野球・温泉旅行です。このブログにはそっち方面の記事の方が多くなるかも知れません。

なにぶん、不慣れなので余りうまくできないと思いますが、無理せずちょぼちょぼとやって行こうと思います。

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