事業仕分け

行政刷新会議による事業仕分け作業が進んでいます。

いろいろと不満や批判の声もあるようですが、とても面白い手法だと思います。

とりわけ、今まで国民の間にはどの事業が無駄なのかどうか判断する材料が十分に与えられていなかったのが、いろいろな事業の実態が白日の下に晒されるようになったということだけでも十分価値があると思っています。

短時間で廃止の結論を出すことが乱暴だなどとの意見もあるようですが、物事を大きく変えるには時には蛮勇をふるうようなことも必要なのであって、廃止してみて、どうしても国民にとって必要だという声が大きければ、また再開すれば良いのだと思います。

ゼロベースでの見直しというのは正にそういうことだと思います。

実際に、テレビニュースで見る限り、廃止の結論が出されたものには不要不急のものが多く、市民から見ても結論は間違っていないと思う人が多いのではないでしょうか。

これから官僚側の巻き返しも予想されますが、ひるまず頑張って欲しいですね。

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出張グルメ チャイニーズレストラン桃源亭(仙台弁護士会会報より)

仙台弁護士会の会報に「出張グルメ」という企画記事があるのですが、10月号の記事に載せた私の原稿を転載します。会報用なので少しテンションの高い文章になってますね。

(以下、転載)

            出張グルメ 登米市南方町 チャイニーズレストラン桃源亭
                                                                会員 亀田紳一郎

 出張グルメの原稿依頼が来ました。
 私は出張も多くないし、グルメでもないので全くこのような企画には不向きだと思うのですが、いろんなお店を開拓するのは嫌いな方じゃないので白羽の矢が立ったんでしょうか。でも、これと言って心当たりもないし・・・などと思っていたら、ちょうど北部クルーで佐沼署の被疑者国選事件が当たったので、これを機会に佐沼方面で新しいお店を開拓してみることにしました。
 早速ネットであれこれ探してみると、ちょうど良さげなお店を発見。
 私は辛いラーメンが結構好きで、「激辛○○ラーメン」系のメニューを見つけると食べずにはいられないタチなのですが、そんな私にぴったりマッチしそうな、登米市南方町の「チャイニーズレストラン桃源亭」。
 こちらのお店はかの有名な中華の鉄人陳健一さん直伝(お弟子さんだったんでしょうか?)の麻婆豆腐が売り物で、本格的な四川料理のお店とのこと。私は「有名人の○○が○○した・・・」系のキーワードにもすこぶる弱いミーハーなので、これはもはやこの店しかない、と意気込んで行ってみました。
 住所は南方町となっていますが、実際は登米市役所界隈の賑わっているエリアの一角(といっても少し外れのほう)です。佐沼警察署から車で5分といったところでしょうか。
 着いたのはお昼少し前でしたが、お店に入ると既に8割方席が埋まっていました。地元の方に愛されてるって雰囲気です。
 さて、四川料理と言えば、何はなくともやはり担々麺と麻婆豆腐。せっかく遠路はるばる来たのですから、ここは一番、メタボなお腹も省みず両方頼むことにしました。
 担々麺は840円とやや強気の値段設定ですが、麻婆豆腐はランチタイムだと嬉しいことに500円均一メニューの1つになっていました。ちなみに、500円均一は外にエビチリや酢豚など7~8種類ありますので、これ1品とご飯だけでも立派なランチになりそうです。何人かで来ていくつかシェアして食べたら楽しそうだな~などと考えていると、早速担々麺がやってきました。普段は恥ずかしくて写真など撮れない私ですが、今回は半分「公務」なので勇気を振り絞って、お店のお姉さんに「あの~、写真を撮らせていただいていいですか」とお願いし(お姉さんの写真をお願いした訳ではありませんので誤解なく)、なんとか料理の写真を撮って来ました。

Photo

  ご覧のとおり、ラー油がたっぷりで見るからに辛そうです(白黒だと良く分からないかも)。スープを口に運ぶと、ごまとラー油のいい香りが口いっぱいに飛び込んできました。唐辛子は四川省から直接仕入れているそうで、そう思うと、確かに唐辛子の風味がひと味違う気がします(情報に左右されやすい私です)。
 麺は細麺ですがシコシコと歯ごたえがあり、スープによく絡んで後を引きます。挽肉は意外に甘めの味付けで、それと水菜のシャキシャキ感がほど良いアクセントになっていて、どんどん箸が進みます。スープは結構辛いので続けて食べるとすぐ汗が噴き出てしまいますが、でも、辛さとうま味が渾然となってこれも激ウマ。ダラダラ流れる汗をハンカチで拭き拭き、最後まで全部飲み干してしまいました。
 などと言ってる途中で麻婆豆腐も登場です。

Photo_2

こちらも挽肉たっぷりで結構なボリューム。

はじめはそれほど辛く感じないのですが(担々麺で既に舌が辛口になってたせい?)、後からじわじわくるタイプです。唐辛子の外に山椒のピリッと痺れる風味がよく効いており、いやが上にも食欲を引き立てます。あ~、ご飯と一緒に食いてぇ~ってつくづく思いましたが、でも、さすがにそれはメタボが・・・。
 そう言えば、メニューに「担々麺の食べ方」というのが載っていて、麺を食べたらスープにご飯を入れておじや風にするといいとのこと。これも結構気になる・・・。
 メタボが気にならない若い方は是非3種の神器を試してみて、どうだったか後で教えてください。

 すっかり食べ過ぎてしまいましたが、でも、唐辛子のカプサイシンがきっと脂肪を燃やしてくれる筈だ、頑張れカプサイシン、などと自分を正当化し(それが良くない!)、佐沼署に向かう私でした。
 外にもランチセットや、麺類・チャーハンなど、おいしそうな物がいろいろありますので、皆様も是非どうぞ。

 チャイニーズレストラン桃源亭   宮城県登米市南方町鴻ノ木107-1
 TEL 0220-29-6177 

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ある会社整理事件

3月から手がけていた会社整理事件が、先日ほぼ終了しました。

県内の小さな町で古くから営業していた精肉会社でした。先代社長さんが今年1月に病気で急逝されたため、その後処理について依頼を受けたというものでした。

子供さん方は家業を離れて生活しており、跡を継ぐことは難しいということだっため、営業譲渡や株の譲渡による経営者の交代などを模索してみましたが、残念ながらいずれもかなわず、結論としては営業を廃止し、会社を清算することにしました。

幸いにも、先代社長さんの生命保険金があったことと、従業員や取引先、金融機関の方々が皆さん非常に好意的に対応していただいたことにより、さしたる混乱もなく、廃業に伴うロスもほとんどなく、結果的には全ての負債をきちんとお支払いして、終了することができました。

長く弁護士をやっていますが、こんなに整然とことが運ぶ事案は珍しいと思うくらい(メインバンクの方にもそう言われました)、大きな問題もなく、整然と進みました。

取引先等にご挨拶や相談に伺う際には先代社長さんの奥様や子供さん方と一緒に行きましたが、行く先々で先代社長さんの急逝を惜しむ声や人柄を偲ぶお話をたくさんいただきました。私は先代社長さんと直接お会いしたことはありませんでしたが、きっと経営者としても人間としてもすばらしい方だったのだろうなと思いました。

亡くなった先代社長さんの想いが関係者の皆様にも伝わって、きっと今回のように整然と整理ができたのだろうと思います。ご遺族の方にもお話しましたが、先代社長さんがずっと見守ってくださっているようにさえ感じられました。

人は死して名を残すと言いますが、本当にそうですね。

弁護士として、忘れられない事件というものがいくつかあるものですが、今回の事件もその1つとなりました。

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ノムさん、お疲れ様でした。

野村楽天のクライマックスシリーズが昨日で終わってしまいました。

残念ながら敗れましたが、試合後に野村監督が双方のチームの選手に胴上げされている姿は、とても感動的でした。

最後に岩隈を登板させたのも、野村監督らしい名采配だと思いました(試合後の岩隈の涙にはこちらもグッときました)。

振り返れば、仙台の楽天ファンはこの5年間、どんなに負けても楽天を応援し続けてきました。正直なところ、そんな時代がまだ少しは続くのを覚悟していたと思います。

クライマックスシリーズなんて夢のまた夢でした。

それをこんなに早く達成してくれて、しかも、本拠地のKスタで開催してくれたなんて、本当に夢のようです。

あわよくば日本シリーズもKスタで・・・というもっと大きな夢さえ見させてもらいました。

この1ヶ月は仙台は楽天一色で盛り上がっていたと思います(ごく一部では日弁連全国野球大会の盛り上がりもあったんですが)。

今年限りの退任は本当に残念ですが、宮城県民はきっとみんなが野村監督に感謝しています。本当にお疲れ様でした。

そして、楽天の皆さん、野村監督の夢を継いで、来年こそ日本シリーズを仙台で開催してください。

花巻東の雄星君も、なんとか楽天に来てくれないかな~・・・。

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品数豊富な和食:伊達路

こちらのお店は以前夜に利用したところ、とてもおいしく、見た目にもきれいなお料理が多かったので、ランチにも行ってみました。

ホテルコムズ仙台アネックスの脇道を少し入ったところにあるので、事務所からは結構遠く、よっぽど時間に余裕のあるときしか行けません。

でも、行ってみて大正解!

ランチは何種類かありますが、どれもサイドメニューが品数豊富でとてもヘルシー。

私が選んだのは魚のランチでしたが、サイドメニューが刺身・煮物・小鉢・香物・茶碗蒸し・サラダと、ご飯や味噌汁も入れるとそれだけで既にお盆に乗りきらないほど盛りだくさん。もちろん、一品一品味も確かです。

メインの鯖の柚庵焼きは別皿で出ましたが、こちらも味・ボリュームとも大満足。カウンター席に座りましたが、全部並ぶと隣の席にはみ出すんじゃないかと心配になるほどでした。

これで更に食後のデザート(小さなスポンジケーキ)、コーヒーまで付いて1000円はかなりお得ですね。

ほかに、肉メインのランチなどいろいろあります(多分サイドメニューは共通です)。お店の作りも古民家風でなごみます。

でも入り口がちょっと分かりづらいので要注意。

伊達路(だてじ)

http://r.gnavi.co.jp/t026504/

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ある先輩弁護士の談話から

仙台弁護士会が会員向けに発行しているミニコミ誌のようなものがあり、その中で、先輩弁護士にお話を伺うという企画があります。

最近発行されたものの中で、ある大先輩弁護士のインタビューが載っていました。

その方は弁護士経験30年以上、仙台弁護士会や日弁連でも要職を経験された方で、今でも仙台弁護士会の多くの会員から尊敬を集めている方です。

その方の談話の中で、依頼者との関係について、

「弁護士としてやるべきことはきちんとやり、結果の見通しも説明した上で、最後は依頼者に判断してもらい、その希望に沿うようにやる」

という趣旨のことが述べられていました。

これは私が今までの記事で書いてきたこと(「事件は誰のもの?」「弁護士もおくりびとpart2」など)と同じような考え方だと思い、とても嬉しく思いました。

弁護士にとって、結果はもちろん重要ですが、依頼者との関係においては、結果に至るまでのプロセスが同じくらい重要なことだと思います。

弁護士だけでなく、裁判官も同じ傾向があるように思われますが、どうしても、紛争を解決したいという気持ちが先にたって、当事者の意向よりも、「法律的にみた妥当さ」や「紛争の解決の仕方としての落ち着きの良さ」を前面に押し出してしまいがちなのではないかと思います。

時に、裁判官の和解勧告が、当事者からすると「強引だ」とか「無理やり和解させられた」などと非難されたりするのもそういうことの現れだと思います。

結果はもちろん大事ですが、きちんと言い分を聞いてもらい、きちんと考えて判断してもらったというプロセスが、本当の紛争解決のために必要な場合があるんだと思います。そのプロセスがきちんとできていなければ、いたずらに和解をしても、ただ当事者の胸に不満の種を残しただけに終わるということもあると思います。

もちろん、依頼者にいたずらに不利益を生じさせるようなことは避けなければならない訳で、その当たりの見極めが難しいところではありますけどね。

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秋の気配:オフコース

高校生の頃、世間ではオフコースがすごく流行っていました。

でも、その頃は浜ショーさんなどの硬派系ロックも全盛期だったので、思春期の男の子にとって、ストレートに恋愛を歌うオフコースの歌に惹かれつつも、表だってファンだと言うことはちょっと気恥ずかしく感じられ、「隠れオフコースファン」が少なくありませんでした。

当然私もその1人です。

オフコースの名曲は本当に数え切れないくらいありますが、今の時期にぴったりなのは、やはりこの歌ですね。

「あれがあなたの好きな場所 港が見下ろせるこだかい公園」

アコースティックギターのイントロから、小田さんの澄んだ声で、ごくなにげない恋人たちのごくなにげないひとときが描かれます。夏から秋にかけての透明感を増しつつある空が目に浮かぶようです。

「あなたの声が小さくなる ぼくは黙って外を見てる」

本当に何気ない2人の静かな時間。きっと、ずっとこんな時間が続くことを2人は願っているのでしょう。しかし、サビのところで様相が変わります。

「こんなことは今までなかった ぼくがあなたから離れていく」

2人の心に、ほんの少しほころびが見え始めてきます。きっと、2人の間に特になにか大きな出来事があった訳ではないのでしょう。「ぼく」もずっと彼女のことを好きで居続けたいと願っていたのでしょう。それでも、知らず知らずのうちにすれ違う心に気付いてしまい、そのことにとまどいと罪悪感を感じている「ぼく」・・・。

このサビのフレーズの切なさが何とも胸にしみて、とても好きでした。

2番になると

「大いなる河のように、時は流れ戻るすべもない」

と更に無常感が強くなってきます。

愛し合っていても、それをずっと続けることは難しい。ささいな理由でほんの少しすきま風が吹き始めると、一生懸命にそれを修復しようとしてもどうにもできず、だんだん2人の間の溝が大きくなっていく・・・。どうしようもないはかなさともどかしさ・・・。

好きなのに離れていく、そんなシチュエーションでもがき苦しむせつなさが、「大人の世界のほろ苦い恋愛」を思わせて、高校生の私にはとても奥深く感じられたものでした。

あれから20数年、今では「秋の気配」どころか、それを大きく通り越して「氷河期」を迎えてしまったご夫婦のトラブルに携わる仕事をしていようとは思いもよりませんでしたが・・・。

人生、せつないことはせつないですが、歌みたいにきれいな世界という訳にはいきませんね。

でも、だからこそ我々の出番もある訳なんですけどね。

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ランチもデル・カピターノ

シルバーウィークはどこにも出かけず、半分くらい事務所に来てたので、すっかり仕事がはかどりました(苦笑)。

せめてお昼くらいはゆっくりランチしようと思い、以前ご紹介したデル・カピターノに行ってみました。休日でも同じランチをやってるのがとても嬉しいところです。

ランチセットは1,200円でサラダ、メインの一品、パン、デザート、ドリンクが付きますが、このお店の太っ腹なところが随所に現れています。

まず、席に座ると、ミネラルウォーターとスパークリングウォーターがどちらもボトルで出てきます。これって普通はお金を払って頼むものじゃないの?と思うくらい立派なお水で、特にスパークリングウォーターは私のお気に入り。

サラダは前菜風にきれいに盛りつけられ、魚介のマリネやゆで卵などが添えられていて、見た目にもゴージャス。これは、普通に「前菜」と呼んでいい領域ですね。

更に、メイン料理はパスタや魚料理・肉料理から一品選べて、値段はどれを選んでも同じです。

私は「ボラと野菜のグリル」を選びましたが、ボラは皮はパリパリで中はジューシー、野菜(ネギ・ピーマン・プチトマトその他)もグリルしたことによって野菜の甘みが引き立てられて、噛むとじわ~っとおいしさが口一杯に広がります。

一緒に行った妻は鴨のラグーのパスタを頼んでいたので、少しずつシェアして食べてみましたが、こちらもチーズがたっぷりの濃厚な味ですごくおいしいです。

デザートはアップルパイでしたが、こちらも素朴ながらほっとする味わい。

これだけでもすごいのに、ドリンクにはコーヒーなどのほかに、ビール・ワインなんかも選べるのです!更に、100円で追加オーダーもできるとのこと。

さすがに社会人としては昼からビールやワインは飲めないのが残念なところですが、本当にのんびりしていい日があれば、是非ワインで優雅にランチを楽しんでみたいところですね。

これで1,200円はかなりのコストパフォーマンスです。

更にサラダを前菜に替え、デザートを豪華にした1,800円のコース、メイン料理を2品選べる2,600円のコースなどもあるみたいです。もっとリッチに決めたい方は是非どうぞ。

デル・カピターノ

http://www.delcapitano.info/

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事件は誰のもの?

まだ若手弁護士の頃、よく、依頼者の希望する解決と、現実的にできそうなこととのギャップに悩まされたものです。

一番顕著に現れるのが、訴訟の中である程度の和解案が示され、それに応じるかどうかという場面です。

弁護士の立場からすると、敗訴判決をもらうのは最悪の結果なので、何としてもそれは避けたいと思っています。判決になった場合の見込みというのは意外と分かるようで分からないもので、思いもよらない負け判決をもらうこともあるものです。

また、仮に勝訴しても控訴されると更に時間や費用がかかるとか、強制執行でどの程度回収できるかという心配もあります。

そんなこんなを考えると、ある程度の線で和解で解決したいというモチベーションは弁護士側には常にあると思います。

もちろん、弁護士側の都合だけではなくて、多少譲歩しても早く解決して新しいことに目を向けていただく方が依頼者のために良かれと思う気持ちもあって和解を勧める訳ですが、でも、依頼者はそれで納得してくれないことが少なくありません。

そんなときの対応に、若い頃は苦慮したものでした。

当時の年配の弁護士さん方は、それでもかなり強く依頼者を説得して和解させる場合があるようでした。それはそれで、プロとして、本当に依頼者のためを思って強く説得するのですから1つの見識だと思います。でも、稀に、「うちの弁護士は何もしてくれなかった」「弁護士に勝手に決められた」といった不満の声が(弁護士会の法律相談のときなどに)聞こえてくることも当時はありました。

私は、最近は、そんな状況のときに「事件は誰のもの?」と自分に問いかけてみることにしています。言うまでもなく、事件は依頼者ご本人のものに決まっていますが、我々はプロとして最善の事件処理にこだわる余り、時としてこの当たり前の答えを見失ってしまいがちなんだと思います。その結果、依頼者の本当の気持ち(依頼者は全て本心をさらけ出してくれるとは限りません)に気づかず、弁護士の独りよがりになってしまうこともないとは言えません。依頼者は表面上納得してくれているようでも、心の中に不満が募っていることもあると思います。

仮に和解案を蹴飛ばして、結局負け判決をもらうことになったとしても、そのリスクを十分説明した上で、依頼者ご本人の希望でそうしたのであれば、それはそれで仕方がないことですし、その場面ではそれが最善の事件処理なのだと思います。

中途半端に不満を残したまま無理やり和解するよりも、きっと依頼者も納得してくれる筈ですし、こちらが誠実に事件処理をしていれば、必ず理解してもらえると思うのです。

負け判決をもらった後でも、控訴して和解協議に持ち込むこともあり得ますし、解決の方法はいろいろあると思います。要は、必要以上に負け判決を恐れないことが大事なのではないかと思います。

依頼者のために最善を尽くしながらも、ときどき立ち止まって「事件は誰のもの?」と問いかけてみることが、依頼者との信頼関係を強くすることにつながるのではないかと思います。

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日弁連全国野球大会in仙台

以前の記事でもお知らせしたかと思いますが、10月に日弁連の全国野球大会が仙台で行われます。各地の予選を勝ち抜いた8チームが優勝をかけてガチンコ勝負します。

一昔前まではのどかさも残る大会でしたが、最近は弁護士野球の世界も若返りが進み、元甲子園球児も出現するなど、スピードとパワーがないと勝ち残れません(それでも老獪なベテランもまだまだ頑張っているのは草野球のいいところ)。

各地からはそろそろ予選結果の知らせも届いてきました。

仙台は開催地なので準備に大わらわですが、チーム強化にもかなり力を入れていますので、きっといい成績をあげてくれると思います。

仙台弁護士会の中にも応援チームができたりして、盛り上がってきました。

私は今年は余り練習に出れてないので、実行委員の仕事でチームに貢献したいと思います。

仙台弁護士会野球部の皆さん、本番まであと一息、気合いで頑張りましょうね!!

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総選挙雑感

総選挙は下馬評どおり(あるいはそれ以上に)民主党の大勝でした。

どこかの新聞にも書いていましたが、民主党がいい悪いよりも、とにかく政権交代をしなきゃダメだという国民の思いが結集した結果だと思います。

自民党の閣僚経験者ら大物議員が続々落選していく様子は、小選挙区制の怖さをまざまざと見せつけました。

それにしても、自民党の凋落ぶりは本当に印象的でした。

安倍さん、福田さん、麻生さんと、2世議員しか総裁に出せなかったあたりから既に人材不足を露呈していたと思いますが、ここまで状況が酷くなっても、手をこまねいて見ている以外、誰も何もできなかったというのは、党内をまとめるいわゆる「大物」または「実力者」がもういなくなってしまったのかなと思わされました。

正に、組織が溶けていく様子というのはこんな感じなんでしょうか。空恐ろしい感じを受けました。

これからは思い切った世代交代をするなどして、新しいリーダーを育てていかないと、今後も厳しくなるんじゃないでしょうか。

逆に民主党も、マニフェストで大風呂敷を広げた分、実行できないとすぐに国民から見放されるでしょうね。これからが大変です。

ところで、全然違う話ですが、小泉Jr.の対抗馬で、昔「あいのり」に出てた「総理」こと横粂さんという弁護士が出てたんですね(比例で当選のようです)。写真で見て思い出しました。

きっと、ご本人は本当に将来の総理を狙ってるんでしょうね。

ご活躍を祈りたいところです。

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花巻東高校、残念でした!

花巻東高校甲子園準決勝で敗退、残念でしたね~。

お隣の県ですが、同じ東北勢として、応援してました。

菊池雄星君のガッツあふれる投球と、エースとしての責任感にあふれた態度は本当にカッコ良く、中年の私たちをも久しぶりに熱くさせてくれました。

準決勝は本来の投球ができる状態ではなかったみたいですが、とにもかくにも最後の試合で投げることができて良かったですね。そうじゃないと悔いが残ったと思います。

試合後に号泣する姿には、こちらまでグッと来てしまいました。

これで終わりじゃないですから、まずはゆっくり休み、体を治したら更に上を目指して欲しいと思います。

できれば、地元の楽天に入って、岩隈・マー君との3本柱に育っていってもらいたいものですね~。

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個人再生事件増加中?

たまたまかも知れませんが、ここに来て、個人民事再生手続申立事件が増えているような気がします。私の担当だけでも7~8月で4件ほど受けました。

4件というと、たいしたことないように思われるかも知れませんが、司法統計によると、仙台地裁での個人再生の年間の受理件数は大体400~500件となっており、仙台圏の弁護士1人あたりにすると約1.5件くらいの計算です(もっとも、個人再生はやらないという弁護士もいますので、実際に受けている弁護士1人あたりにするともっと多いとは思いますが)。

私も通常は年間で数件というところなので、1~2ヶ月で4件というのは、結構多い感じがします。

過払金返還請求が一段落して、これからは破産や個人再生でないと解決できない案件が増えるのかも知れません。

前回も少し書きましたが、個人再生手続は住宅ローンはそのまま払い続けて(従って、自宅を残せます)、それ以外の一般債権は最大約80%(負債総額が大きい人は最大約90%もあり得ます)をカットしてもらえるという制度なので、多重債務状態の方にとっては非常にメリットが大きいと思います。ご依頼が増えてきたということは、それだけ広く知られるようになってきたということなんでしょうね。

ただし、最低3年の分割払いが前提のため、ある程度継続的に収入を得る見込みのある人でないと申立が認められないのが難点です。

債務者本人の収入等は問わない代わりに、親族等の援助により一括払いするという再生計画も認められるようになると、もっと使い勝手がいいと思いますけどね。

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ある個人再生手続申立事件

少し前に、個人再生手続申立事件の認可決定が確定しました。

途中いろいろな事情があって、受任してからかれこれ1年くらい経ったでしょうか。

自宅はお持ちでなかったのですが、勤務先の関係で、自己破産すると会社を辞めなければならなくなるおそれがある(法令上の職務制限規定に該当する)ということで、破産ではなく個人再生手続を希望された方でした。

仙台地裁では申立後、認可決定までの間、予想される返済月額に相当する金額を代理人弁護士に積み立てるように勧告される扱いですが、この方は毎月の積立もきちんとしており、必要書類もすぐに用意してくれて、とてもしっかりした方でした。

こんなしっかりした方でも、一時的に借金を抱えてしまうこともあるのですから、借金をしてしまうこと自体を一概に責めることはできないなと改めて感じます。

と同時に、一度の失敗で全てを失うことなく社会での再起を果たせるというのはやはりいい制度だなと思います。

認可決定確定後に返済について打ち合わせをしましたが、勤め先の会社で役員に昇格する話も出ているとのことでした。真面目な方なので、きっと仕事ぶりも評価されているのだと思います。こういうお話を聞くと、弁護士としても嬉しい限りです。

これからも、是非頑張って欲しいものです。

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裁判員裁判第1号事件

先日、裁判員による裁判の第1号事件の判決が出ました。

殺人事件で、求刑が懲役16年のところ、懲役15年の判決だったそうです。

新聞のコメントでいろいろな人の感想が載っていますが、やはり従来の量刑感覚からするとやや重めな気がします。

弁護側は被害者側の落ち度を1つの争点にしたようですが、(法律家としては当然に指摘すべきことであったとは言え)一般市民の方の感覚では被害者側の落ち度をあげつらうように見えること自体、弁護側が意図したような共感を得るに至らなかったのではないかと思いました。

それよりも、被告人の生い立ち、家庭環境、仕事ぶり、性格等々、被告人の「人となり」の部分を裁判員の方に理解してもらい、なぜそのような事件が発生してしまったのか、被告人の立場に立って考えてもらうような活動が今まで以上に必要になるような気がします。

新聞のコメントでも一般傍聴者の方が、そのようなことをもっと知りたかったと述べているものがありました。

いずれにしても、刑事裁判のあり方が大きく変わることは間違いありません。我々弁護士もこれまでよりかなり大変にはなりますが、市民の方に何日も参加していただくのですから、しっかり頑張らなければと思います(私は今のところ、まだ当たっていませんが)。

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ジュニアロースクール仙台今年も無事終了

8月1日に仙台弁護士会の「ジュニアロースクール仙台2009」が開催されました。

毎年夏休みの時期に開催して今年で6年目になりますが、今年は中学生28人、高校生19人の合計47人に参加していただき、過去最高となりました。

午前の模擬授業も例年同様盛り上がって良かったと思いますが、特に午後の模擬裁判は盛り上がって大盛況でした。

仙台弁護士会の模擬裁判の特徴は、子供さんたちに飽きずに見てもらえるように、受け重視でギャグをふんだんに取り入れているところです。

毎年4月頃から台本を作り始めますが、ここをもっとこうした方が面白い、とか、ここでこのギャグを是非入れたいとか、みんなでワイワイやりながら作ってます。

ときには本筋と関係ない方向に暴走してしまうこともあって、ストーリーを現実に戻すのも一苦労です。

でも、その甲斐あって、今年も皆さん、とても楽しそうに見ていただき、こちらの用意したギャグもほとんど拾ってもらえたので、我々としてもうれしい限りです。来年も是非来たいと言ってくれた子供さんも何人かいました。実際、今年も2年連続、3年連続という子もいました。

そういう楽しそうな感想を聞くと、苦労も報われる気がしますね。

考えてみると、弁護士会のイベントは多々ありますが、これだけお笑い路線でやってるものって、外にはないですよね。ある意味貴重なイベントですね。

今年は若手の会員から新しいアイディアがいくつも出されたのも充実した一因だと思います。来年もまた新しいアイディアを取り入れて、今年以上に楽しいものを作りたいと思います。

仙台弁護士会法教育委員会の皆さん(特に、準備に当たってくれた若手弁護士の方々)、本当にご苦労さまでした。来年もよろしくね。

※地元の河北新報さんが取り上げてくれてました。

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090803t13003.htm

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タイ料理:バンタイランナー

こちらのお店も、以前の記事にコメントを寄せてくださった方ご推奨のお店です。

私もタイ料理は結構好きなので、事務所の近くにこんな本格的なタイ料理のお店があるのは嬉しい限りです。

ランチにしか行ったことがありませんが、ランチメニューは全部セットで1050円均一。

定番のグリーンカレーやタイ風焼きそばのパッタイもとてもおいしいのですが、やはり一押しはトムヤムクンのヌードルでしょう。

具材・スープ共にかなり本格的な味です。辛さは抑えてあるようですが、それでも食べ進むうちにじわじわと汗がにじみ出てきます。特にスープは後を引く味で、ついつい全部飲んでしまいます。

これにタイ風サラダとチャーハン、デザートにコーヒー付きでもうお腹いっぱい。「コプクンカー」(タイ語でありがとうの意味)って気分になって店を出ます。

このお店もいつも意外と女性率高いです。女性って、タイ料理好きなんですかね。

ところで、トムヤムクンにもたくさん入ってる香草ですが、どの範囲のものまで食べられるんでしょう?

口の中にモゾモゾ残るのもあるので、私はいつも途中で諦めて残してしまいますが、頑張って全部食べるものなんでしょうか?それとも、最初から食べないものなんでしょうか。

3階にはタイ式マッサージのお店もあるので、仕事の手が空いたらこっそり1時間くらいマッサージに行ってやろうと狙っているのですが、なかなか実現していません。小さな夢ってとこです(ホントに小さい・・・)。

バンタイランナー

http://www.banthailanna.com/index.html

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テロリストのパラソル:藤原伊織

以前の記事(人間失格:太宰治)にコメントを寄せていただいた方が紹介してくださった小説です。

史上初めて、江戸川乱歩賞と直木賞を同時受賞したという日本版ハードボイルド小説だそうです。

いわゆる全共闘世代の主人公が、20年の歳月を経てアル中のバーテンダーに身をやつし、ある日曜日にいつものように近くの公園に行って朝からウィスキーの小瓶をあける・・・という場面から物語りは始まります。

状況説明もそこそこに、突如として公園でおこる大規模爆弾テロ事件。

かろうじて難を逃れた主人公が見たテレビニュースで、その事件の被害者として、20年前の「同志」だった2人の名前が目に飛び込んできます。

全共闘時代の3人の「同志」の、20年に及ぶ数奇な人生の歩みがある日ある時間にある公園で1つに交わったという偶然。

主人公がその謎を追ううちに、思いもかけない真実が明らかに・・・というお話です。

私はいわゆる全共闘世代よりは少し遅れて大学に入学しましたが、私の頃も大学の寮にはまだ学生運動の残照的な雰囲気が残っていました。そのため、恥ずかしながら、全共闘の時代にはちょっとしたシンパシーを感じています。

あの時代に、ある意味1つの信念に燃えて燃え尽くした人たちが、その後の人生をどんな気持ちで送っているのか、興味があるところです。それぞれにあの時代を引きずり、又は忘れるよう努めながら生きて来られたのでしょうか。

この小説で描かれた3人の生き様は、きっと、そんな全共闘前後の世代の方々の共感を得たのだろうと思います。

それにしても、作中に登場人物の作として紹介される短歌

「殺むるときもかくなすらむかテロリスト蒼きパラソルくるくる回すよ」

は、本当に悲しい歌ですね。作中でのこの歌の作者(誰がいつ詠んだのかはネタばれなので言えませんが)の気持ちを思うと、本当に切なくなります。この作品全体を象徴するような、とても印象的かつ効果的な短歌だと思います。

どこに出てくるのか、是非、作品で確認してみてください。

作者の藤原氏は残念ながら2007年にガンで逝去されておられます。

ご自身の人生も波瀾万丈だったようで、作品中の主人公の生き方に重なるものがあったようです。

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ある遺産分割事件

長いこと取り組んでいた遺産分割の事件が、先日やっと終わりました。

被相続人(亡くなられた方)がたくさん土地を残しておられたため、その分け方で意見がまとまらず、解決まで結局3年余りを費やしてしまいました。

遺産分割事件は我々弁護士の仕事の中でも長期化しやすいものの1つです。というか、最も長期化しやすい案件と言ってもいいかも知れません。

それだけに、無事終わると安堵感もひとしおです。

今回は、最終的に審判(家裁の裁判官が分け方を決めてしまうこと)になったのですが、私が受任していた奥さんと娘さんには結構な寄与分を認めてもらうことができ、より一層嬉しい解決になりました。

被相続人が10年以上にわたり病気療養を続け、気管切開手術もしていたため、亡くなる前には何年間も気管から痰の吸引をしてあげなければならず、それこそ夜も寝る暇がないほどだったという方でしたので、寄与分が認められたことについてはご本人たちも大変喜んでいただいたようです。

寄与分というのは、遺産相続の場面としては単に相続分をどれだけ上乗せするかしないかという数字の問題になってしまうのですが、ご本人にとってみれば、それ以上に自分がどれだけ被相続人の方のために尽くしたかを判定してもらうというような気持ちが強いように思います。だからこそ、5%でも10%でも裁判官に認めてもらうことだけで、自分の苦労が報われたという思いを強くするのではないでしょうか。

現実には、「ちょっとやそっとの療養看護は、家族として当然」という理由で、なかなか寄与分が認められないのが辛いところですけどね・・・。

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郡山市で東北弁連定期大会開催

金曜日、東北弁護士会連合会の平成21年度定期大会が福島県郡山市で行われました。

私は前日の理事会からの出席でしたので、前泊しました。

東北弁連の定期大会では、午後からの式典に先立ち、午前中に記念シンポジウムや記念講演が行われることが通例で、今年は派遣村の湯浅誠さんと、労働問題に取り組んで来られた弁護士の2名による講演会がありました。

湯浅さんのお話は新聞やテレビでも見聞きしていますが、やはり労働者の置かれた現状は惨憺たるものがあることを痛感させられます。

派遣や非正規雇用の労働者は仕事があるときでも常に余裕のないぎりぎりの状態に置かれており、仕事がなくなると一気に住居も生活の安定も失われてしまうという「すべり台社会」が今の状況だというのは本当にうなずけるものがあります。雇用対策も生活保護等の福祉政策も現実には全然セーフティーネットになっていないという現状は、いったい何なのかと考えさせられます。

と同時に、湯浅さんが言っておられたのは、弁護士がそのような窮状にある人たちにとって、気軽に相談したり何かを依頼したりできる存在になっていないということでした。

特に耳が痛かったのは次のようなお話です。

「生活保護申請の同行援助(申請がきちんと法律通り認められるように役所に同行して掛け合うなどの支援を行うこと)でも、法テラスを利用すれば受任弁護士には1件7万円余が報酬として支払われるが、弁護士は割に合わないとして受けない人も多い。自分たちがもしそんなにもらえたら、蔵が建つんじゃないかと思うくらいであり、弁護士さんはまだまだ殿様商売なんじゃないか」

手弁当でそのような支援活動を以前からやってきていた湯浅さんにしてみれば、弁護士はさぞ贅沢な人種かと思っておられるのだろうと思います。

知らず知らずのうちに、我々も貧困問題の加害者になってしまっているのかも知れません。

同様に、正規の労働者の方々や一般の方々も、「自分は大丈夫だから」と他人事のように傍観するのは、社会全体が貧困問題に加担していることになるのかも知れません。

いろいろなことを考えさせられた講演会でした。

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レストラン山崎:青森県弘前市

グルメシリーズの番外編です。

先日、久しぶりに仕事で弘前に行く機会がありましたので、実家に前泊することにし、地元で有名なこちらのお店に両親とディナーに行ってみました。

こちらのお店は地産地消にこだわり、地元産の素材の味を大事にするフレンチのお店ということで、前から一度行ってみたいと思っていたところです。

メニューは5,250円でプリフィックスコース。

オードブル、スープ、魚料理、肉料理、デザートをそれぞれ選べます。

両親と3人で行ったので、お店には申し訳なかったのですが、全部3種類別々のものを注文し、ちゃっかり3人でシェアしながら食べました。

印象に残ったのはなんと言っても「木村秋則さんの自然農法栽培りんごの冷製スープ」。こちらのお店の代名詞とも言える一品です。シェフの山崎さんは「弘前フランス料理研究会」の会長もしておられるようで、市内のレストランでは似たようなスープを出しているところもありますが(ちなみに、弘前のフレンチレストランは結構レベルが高いと思います)、やはりここのスープはピカイチです。

冷たさとほんのりした甘さがさっぱりした味わいで、これからの季節には正にぴったり。甘すぎないので食欲を損なうことがないばかりか、むしろ増進させてくれます。

魚料理は「イトウのソテー(?)」を頼みましたが、こちらにもリンゴのソースが使ってありました。白身の淡泊な味わいにリンゴの甘酸っぱさがマッチして、ふんわりと味を引き立てています。リンゴをこんな風に使えるなんて、さすがですよね。

肉料理は牛ホホ肉の煮込み料理にしましたが、ほろほろと柔らかく、口の中でとろける味わいは格別でした。両親は豚肉と牛フィレ肉のソテーをそれぞれ頼んでいましたが、こちらも柔らかくて食べやすく、年寄りでも満足していたようです。少しは親孝行にもなったかな。

デザートとコーヒーで、最後まで大満足でした。

違う季節にも是非また行って見たいお店です。

レストラン山崎

http://www.jomon.ne.jp/~restyama/

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仙台弁護士会ジュニア・ロー・スクールただ今準備中!

昨年も記事にしましたが、仙台弁護士会では毎年夏休みに中・高生向けの法教育模擬授業・模擬裁判等のイベントをやっています。

昨年までは「中学生・高校生のためのサマー・スクール」というタイトルでしたが、「何のスクールか分からない」という声もありましたので、今年から「ジュニア・ロー・スクール仙台」に変えました。

今年は8月1日土曜日に行います。現在、仙台弁護士会法教育検討特別委員会の委員を中心に鋭意準備中です。模擬裁判の台本は例年以上に気合いを入れて作ってます。

きっと面白い物ができると思いますので、興味のある中・高生の方は、是非ご参加下さい。

あと、一般の方も見学大歓迎です。詳しくは下記をご覧下さい。申込締め切りは7月21日です。

「JLSsendai2009.doc」をダウンロード

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人気記事ランキング

右側に人気記事ランキングが表示されるように設定してあります。

このブログで、最近1ヶ月間でヒット数の多かった記事ベストテンです。

ちょっと前までは直近4ヶ月間のヒット数にしていましたが、余り変動がなくて面白くないので1ヶ月分にしました。

書いた本人としては、どの記事もそれなりに思い入れがあるのですが、意外な記事が上位にランクされてくると、「お~、よく頑張って上がってきたね~」と、自分の息子のように褒めてあげたくなります。

グルメネタが上位にくるのはある程度予想してたんですが、最近意外に伸びてきたのが「将棋の子」の記事です。

書いたのも1年以上前ですし、「書籍」カテゴリの記事は基本的にそれほどヒットが伸びない傾向にあるので、ここにきてランキング急上昇しているのはちょっとビックリです。

最近は将棋の名人戦なんかも盛り上がってるので、その関連なんでしょうか。

でも、記事としては、結構力を入れて書いたものなので、多くの方に見ていただけるのはちょっと嬉しいですね。

弁護士のブログなので、ホンネを言うと、もうちょっと、「弁護士業務」カテゴリの記事も上位に入ってくれるといいんですが・・。

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足利事件

足利事件の菅家利和さんが17年6ヶ月ぶりに釈放されたそうです。

17年と言えば、私が弁護士になってからの期間とほぼ重なるくらいの長い年月です。

それを思うと、菅家さんはもちろん、関係者の方々のご苦労が偲ばれます。

当時のDNA鑑定の信用性が問題になっていますが、刑事事件はまだしも、私が修習生くらいの頃にはもう、親子鑑定などでは当たり前のようにDNA鑑定が決め手とされていました。

もちろん、親子鑑定では試料の採取は良好な条件下で行われるので、刑事事件で現場に残された試料を基に鑑定するよりはおそらく確率的には間違いが少ないのだと思いますが、もしかしたら、親子鑑定でも誤った判断がなされたケースもあるのではないかと思うと、怖くなります。

我々弁護士は、一見科学的に見えるものや、誰もが当然と考えていることでも鵜呑みにしてはいけないということを、改めて思い起こさせられます。

そしてまた、裁判所によりDNAの再鑑定がようやく決定されたのも去年の10月とのこと。余りに長く時間がかかりすぎています。アメリカでは、囚人がDNAの再鑑定を請求した場合には実施しなければならない法律のある州もあるそうです。現在では手間も費用もそれ程かかる訳ではないのですから、既決囚の権利として、再鑑定の実施も認めていく必要があるのではないかと思います。

いずれにせよ、早く菅家さんに正式に無罪の判決が出ることを望みます。

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弁護士は悪者の味方?

出前授業とか、事務所訪問とかで中学生・高校生の皆さんとお話する機会があると、よく耳にするのが、

「弁護士さんって、なんで悪いことした人を弁護するんですか?」

という素朴な質問。う~ん、子供って無邪気だから怖いですね~。

でも、この質問に分かりやすく答えるのって、意外と難しいです。

私は、若い頃に先輩弁護士から聞いた、こんな言葉で答えています。

「弁護人というのは、世界中で被告人を信じてあげられる最後の1人なのかも知れないからだよ」

被告人は、逮捕された時点でマスコミ報道などにより、世間からはもう悪者のレッテルを貼られてしまっています。それに、被告人の中には、家族や友人等、支援してくれる人が誰もいない場合も少なくありません。ただでさえ、暗い留置場の中に一人きりで閉じこめられているのに、誰も支えてくれる人もいないとなると、本当に孤立無援です。

そんな状況の中で、弁護人は唯一最後まで被告人を信じて被告人のために活動してあげられる立場なのです。

そう思えば、簡単に見捨てたり諦めたりすることなんかできません。そして、そういう目で見ていけば、どんな事件でも不思議と被告人の言い分に合うような証拠や検察官の主張の矛盾点なども見えてくるものです。

我々弁護士は被告人を裁くのが仕事ではありません。「そんなのウソに決まってるだろ」なんてことを言ってしまったら一発で信頼関係は崩壊します。

当事者主義という裁判の構造の中で、我々弁護士の仕事は、いかにして最後まで被告人の主張を裁判という場に引き出してやるかということだと思います。

だから、弁護士はまず最初に「信じることのプロ」でなければならないと思っています(な~んて、ちょっとカッコつけました)。

凶悪事件の犯人の弁護人を務める弁護士が、世間の非難を浴びることが時々あります。

でも、弁護士が刑事弁護をやっているときというのはこういう気持ちでやっているのだということを、世間の皆様に少しでも分かっていただけると嬉しいなと思います。

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裁判員制度

今日から(正確には今日以降起訴された案件から)裁判員裁判が始まります。

弁護士のブログとしては、この話題に触れない訳にはいかないんでしょうね。

巷では(弁護士会内でも)賛否いろいろの意見がありますが、私は基本的に制度に賛成です。

というのも、私が弁護士になりたての頃から、弁護士会や日弁連では、司法の民主化ということが強く叫ばれていました。

刑事事件では有罪率が99.9%、民事事件でもキャリア制度により上ばかりを気にして国や大企業寄りの判決ばかりが目立つ状態で、裁判所は庶民や社会的弱者の方を向いていないのではないかと、よく問題提起されていたものです(弁護士だけが言っていた訳ではなく、マスコミなどでもそういう論調はあったと思います)。

それと同時に、私たちも反省しなければならないのですが、弁護士も敷居が高く近寄りがたい、お金をいくら取られるか分からない、といった不満の声も多く、その結果、2割司法(世の中の紛争のうち、司法権により解決される事案が2割くらいしかない)などという言葉さえ言われており、司法に閉塞感が漂っていました。

現在に至る司法改革の流れにはいろいろな潮流がありますが、このような閉塞した司法に風穴を開けたい、もっと市民の目が行き届くようにしたい、というような流れもその1つだったと思っています。

市民の方が、刑事裁判に関わるのは怖い、自信がない、責任が重すぎる、と考えて消極的になるお気持ちも良く分かります。でも、ある意味、そのように自信がない人が裁くからこそ、真実は何か、検察側の立証は十分なのか、被告人の弁明には理由があるか、等々、謙虚な気持ちで事案を見つめることができるのだと思います。そしてそれが、「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の大原則に立ち返ることにもなるのではないかと思うのです。

そんなことから、日弁連は私が弁護士になるず~っと前から、陪審・参審などの市民参加を訴えてきていました。

現在できあがった裁判員制度は、日弁連が思い描いていたものとは大分違うものになってしまったので、反対の立場を取る人もいます。でも、私は市民参加制度の導入を強く訴えてきた日弁連ないし弁護士・弁護士会として、裁判員制度を簡単に失敗させることはできないと思っています(もちろん、直すべきところは直していくにしても)。

実際、自分でも市民の方々に自分の弁論がどれだけ通じるものか、早くやってみたい気がしています。なるべく難しい言葉を使わないようには気を付けるとしても、あとは熱意で何とか理解してもらえるんじゃないかなと思ってるんですが、甘いでしょうか?

とは言え、地元での第1号事件は注目を浴びちゃうので、できれば避けたいのがホントのところですね。第1号は一体誰になるやら・・・。

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重力ピエロ(映画版)

以前「書籍」のカテゴリーで紹介した重力ピエロが仙台を舞台に映画化されました。

宮城県では全国に先駆けて先行上映されてますので、早速見に行ってみました。

原作の雰囲気や世界観をかなり忠実に再現していると思います。

原作にある印象的な台詞も結構そのまま使われていて、伊坂ファンも納得のできあがりです。

原作ではミステリー性が前面に出ていましたが、映画版では、過酷な運命に翻弄されながらも強く生きていこうとする家族のエピソードがところどころに挿入され、それがストーリーの本線と重層的に物語を織りなしていて、感動を呼びます。その構成は、物語のキーワードともなっている「二重らせん」を意識させられます。

扱っているテーマは結構深刻なので、映画になったら重くならないかなと思っていましたが、小説での伊坂氏の軽妙な筆運びを、映画では家族のエピソードで代替することによって、原作の独特な世界観をうまく表現しているように思いました。

原作の冒頭の1文と、それに引き続くエピソードが映画でもほぼそのまま再現されていますが、ここの部分が実に複雑な暗示に富むものであることが、映像で見ると原作以上に強く印象に残ります。

改めて、伊坂氏の原作が実に周到に伏線を張り巡らせたものであることを再認識させられました。

できれば原作を読んでから見ていただきたい映画だと思いますが、先に映画を見ちゃった方は後からでも原作を是非読んでみてください。

仙台の町並みがたくさん映っていたのも仙台市民としては楽しいところでした。

仙台って、中心部は都会ですが、ほんの少し外れると、昔ながらの風情が残る下町風の町並みが結構あります。そんな仙台の雰囲気をよく切り取っているな~と、感心しました。

事務所のすぐ近くのお店も終盤の大事な場面でロケに使われていて、びっくりしました(いつの間に撮影してたんだろう?)。

ともあれ、家族の絆を感じさせられる感動的な作品です。是非ご覧ください。

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雨上がりの夜空に:RCサクセション

忌野清志郎さんが5月2日に亡くなられました。

58歳だったそうです。

清志郎さんが残した名曲はたくさんありますが、一番印象に残っているのはなんと言ってもこの「雨上がりの夜空に」です。

初めてこの曲を聴いたのは高校生の頃だったと思います。

派手なメイクと奇抜な衣装でステージ上をピョンピョン跳び回る清志郎さんの姿と、体の底から絞り出すような歌声は強烈なインパクトがありました。

大人社会のいいなりになんかならない、自由に生きていくんだというメッセージが感じられる反骨心あふれる歌詞に、当時、多くの若者が共感を抱き、清志郎さんに惹かれていたと思います。

あくまでも社会からはみだした「落ちこぼれ」又は「悪ガキ」の目線で書かれたストレートな歌にはアンチヒーローの匂いがぷんぷんしていて、それが私たちに清志郎さんをとても身近な存在に感じさせてくれていました。

学園祭のアマチュアバンドコンサートでは、この歌はほとんど定番ソングだったと言っていいんじゃないでしょうか。サビの部分の盛り上がりはいつも凄いものでした。

まだお若くして亡くなられたことは本当に残念です。魂を振り絞って歌い続けたロックシンガーだったと思います。

また1つ、私の青春時代が遠くに行ってしまったように感じます。

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ブログリニューアルしてみました。

連休でやることもないので、ブログのレイアウトをリニューアルしてみました。

前は3列組だったのですが、3列だと本文のところを下までスクロールしないと全文見れないので、面倒だと思い、2列組にしてみました。

文章が長いもんでスミマセン。

少し見やすくなったと思いますが、これからはできるだけスクロールしなくても済むように、短い文章を心がけたいと思います。

・・て言うか、いつもそう心がけてるんですけど、書き始めると長くなってしまって・・・。

つくづく、弁護士って理屈っぽい種族なんですね。

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好きな温泉旅館:繋温泉 ひぃなの宿 湖山荘

ここは、私の中では「他人に教えたくない宿」北日本部門でかなり上位にランクインされる旅館です。

なので、皆さん、できれば今回は読まないでください!

さて、ここは何がお勧めかというと、まずは景色です。

目の前には御所湖が視界一面に広がり、そのかなたには岩手山や八幡平(?)の山々が雄々しく立ち並んでいます。その景観はとにかくすばらしく、まるでスイスを思わせる(行ったことはありませんが)雄大な情景です。

離れの部屋に泊まると、その雄大な景色を、部屋からはもちろん、露天風呂からも眺められ、まるで夢のようです。晴れていれば、夕方、真っ赤に燃える夕日が湖に静かに沈んで行く様子が見られます。これは、本当に感動的です。

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時間を忘れて、ただひたすら見つめていました。

更に、温泉。大露天風呂は北日本でも最大級の大きさで、伸び伸び入れます。夜はとくに人も余りいないので、夜空を眺めながら貸切気分が味わえます。

内湯は昔ながらの風情ある小さなお風呂と、御所湖が眺められる新しいお風呂の2カ所ありますので、露天風呂と合わせて、ちょっとした湯巡り気分が味わえます。

お料理も、地鶏料理や岩手の雫石牛と短角牛の2種炭火焼き、川魚の刺身や山菜料理など、気取らず、素朴な、でも心のこもったおもてなし料理が並び、和ませてくれます。

Dscf1772_3 

これだけのロケーションと料理と大露天風呂があって、なおかつ露天風呂付の「離れ」に泊まるとなると、首都圏だと1泊ウン万円は覚悟だと思いますが、こちらは平日料金で3名1部屋だと約22000円、4名1部屋だと何と18,000円台ということで、驚きのお値段です(ただし、露天風呂付は離れの中でも1室だけのようです)。

スタッフの方々も気さくでとても感じのいい方ばかりでした。夕食後には使った箸に絵付けをさせてくれるサービスもあり、翌日はそれを持ち帰らせてくれるなど、ホスピタリティにも感心させられました。とにかく、温かいぬくもりの感じられる旅館です。

ネックは仙台から車で2時間ちょっとと、やや遠いところかな~

あ~、教えたくない宿なのに、一杯書いてしまった。

皆さん、読んでもいいけど、なるべく行かないでね!

ひぃなの宿 湖山荘

http://furusato-no-kioku.net/index.php

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